■ 百 物 語 ■2006年冬
【語り部ルール】
○語る内容は実話っぽければ創作でもOKです。(コピペは不可!)
創作話は百物語が終わるまで創作であることを明かさないことをお勧めします。
○まず、受付・業務連絡および雑談用スレにてエントリーをお願いします。
→(URL)
受付時よりHNが必要です。名前欄には必ずHNをお願いします。
受付完了後、本スレにて案内人の指示がでるまでお待ちください。
※受付をしていない、指示が出ていないのに投下された話はノーカウントとさせていただきます。
○語る内容が2レス以上になる場合は名前欄、または本文に(現在のページ→)1/2(←総ページ数)を入れて下さい。
○文章の終わりには必ず【完】をお入れ下さい。
●●●投稿する文章はメモ帳等に全部書き終えてから、一気に投稿しましょう●●●
○他の人が書き込んでいる途中で話を投下しないよう、注意しましょう。
●●●書き込む前に更新チェックを欠かさずに●●●
○「あまり恐くないかも」等の前置きは必要ありません。遠慮せず書き込みましょう。
◯以下に該当する話は、投下をご遠慮願います。
内容の一部が抵触すると思われる話にも、前書きをする等の配慮をお願いします。
・差別的な内容を含むもの
・『読んだら呪われる、もしくは死ぬ』話
○不思議体験もOK。心配なときは受付用スレで訊いてみてください。
【全体ルール】
○本スレの進行の妨げにならぬよう、雑談は↓のスレにてお願いします。
→(URL)
○気分が悪くなったり、変なものが見えた際には
>>2のお守りなどを利用してください。
○age進行です。
○怖くてトイレに行けなくなりますので、事前に済ませておいてください。
はい
よし来い!!!
1:(σ・ω・)σ ちょる 氏
2:◆KrithSk2m6 氏
3:ネコ○氏
4:影虎 ◆ufyC28b62o氏
5:るった ◆By51kVrfTU氏
10げと
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今宵また百本の蝋燭に火が灯る。
さあ貴方を、恐怖の扉へ誘いましょう……
扉の先には何があるのか──それは貴方が開けるまで判りません。
百の“異界”の封じられた扉、さあ今その手で……──
この地球に生きる限り付き纏う“見えざる者”の恐怖。
貴方の忘れられない体験、異界の記憶。
今夜、言葉として紡ぎ百の物語を完成させましょう。
蝋燭を吹き消すのは皆さんです。
百の怪を語り、読むことにより、貴方の身には何かが起こりうるかもしれません。
覚悟は出来ましたね?
それでは一つ目の蝋燭を手に……
―――(σ・ω・)σ ちょるさん、お願いします……
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どうすんだよ?
001/100
これは、私が小学4年生くらいの時に体験した話しだ
その時通っていた小学校のバザーで、外国製の身長が30pくらいある人形を見つけた
ドレスを着ていて、古かったが今まで売れなかったのが不思議なほど、綺麗な人形だった
私は、
「これは掘り出し物かもしれない!」
と思い、その人形を受付(レジ)へ持って行った
その受付を担当していたPTAの保護者は、何処と無くおどおどした様子だったが
その時の私は綺麗な人形わ手に入れられたのが嬉しくて、あまり気にしなかった
家へ帰ってから、さっそく自分の部屋の本棚にその人形を飾った
人形は黙って空宙を見つめていた
その夜、私はあまり寝付けず、何回か寝返りをうっていた
しばらくして、仰向きになった時、ドサッと私の上に何かが覆いかぶさった
その瞬間、私は動けなくなった
声を出そうとするが、口が動かない
唯一、目だけが動かせた
私は重みがした、掛け布団の上を見た
暗闇の中に、二つの青い光が見えた――いや、あれは目だ あの人形の目だ
不気味な笑顔を浮かべながら、私の顔を見つめている
口が動いていたが、何を言っているのか分からなかった
私が憶えているのは、これだけだ
気がつくと、朝だった
私は汗をぐっしょり掻いていた
本棚を見ると、あの人形があった
場所も変わっている訳でも、あの不気味な笑顔を浮かべている訳でもない
でも、その人形は確かに私を見ていた
起きてからすぐに、私はその人形を捨てた
それからは、特に何事もなかった
あの人形は、いったい誰のものだったのだろうか
私に何を訴え掛けていたのだろうか
今となっては、知る由も無い
【完】
>>16 ゴメン
>>11がいきなり投稿したから、投稿しちゃっていいのか分からなくて・・・
【002/100】
記念撮影
時刻は午前0時ちょっと過ぎ。
4人の若者を乗せた1台の車が、カーブのキツい山道を走っていた。この道の先には“出る”と噂されるトンネルが
口を開いて待っていた。でもこの道以外、彼らが家に帰れる道はない。そのうちの一人が怖いもの見たさで、
「せっかく来たんだから、写真でも撮っていかないか?」
と言い出した、渋る奴もいたが、皆でその余興にのった。
トンネルの前で撮影し、再び車に乗り込む。まだ先は長い。皆早く帰りたかった。が、運転席に座る若者が
車を発進させようとしない。後部座席の3人は運転席の若者に向かって、
「どうしたんだよ、早く帰ろうぜ」
と急かした。すると若者は泣きそうな顔でこう言った。
「…オレの足元見てくれ、たっ…頼む」
彼らが運転席の足元を覗き込むと、車の床からにょっきり生えた、筋張った2本の手が、運転席の若者の足を
掴んでいたのだ。手の甲には青筋が浮かび、若者の足に食い込んでいる、
驚いた3人は若者一人を車内に残し、車から転がり降りてもと来た道を闇雲に走った。
1時間ほど後に、3人はトンネルの前に1人残した友人のもとへ戻った。だが、そこには車そのものがなかった。
もちろん運転席の若者も車ごと姿を消していた。徒歩で峠を下った3人は捜索願を出し、山狩りもされたが、今
もって若者の行方はわからない。
[完]
荒らしはスルーしましょう
つまんなくてゴメン
一応実話なんだけどね・・・
003/100
黒い影
母の同僚の体験を又聞きした話で申し訳ないのですが…。
クネクネってご存知ですよね?
2chオカ板では知らない人はいないというほどのあの有名なクネクネです。
母の同僚のNさんと言う方の体験談です。
彼女Nさんが学生だった時代、学校をサボって5・6人くらいの仲間と山道のような人気の無い場所で騒いでいたら、
仲間の1人が遠くの方の電柱を指差して「あれは何だ?」と。
その仲間の指差した方を見ると、上半身だけの黒い人型の影がNさん達の方を向いてクネクネと体を動かしていたそうです。
Nさんは一瞬見てすぐに目を逸らしたそうなのですが、その場の全員が「やばい!!」と騒ぎ始めて急いでその場を離れようとしました。
ですが、Nさんのバイクだけエンジンがかからず(ただ、焦っていたせいなのですが)
背後にクネクネ動く[何か]の存在を感じながらなんとかバイクのエンジンをかけその場を逃げ出しました。
NさんはPCオンチですし、怖い話もどちらかと言うと好きじゃないほうなので、
まさかネットから知っては無いはずです。
そして、その話を聞いた後、母に「まさか、この中のメンバーが頭おかしくなったりしてないよね?」
と半分冗談で聞いてみたら、1人は急に首つって自殺してしまったそうで、
また1人は妊娠した事を家族には告げず自宅のベランダで出産して放置。
死んだ赤ちゃんの傍で笑い続けている所を家族に発見されそのまま精神病院に入院したそうです。
百物語ってマジでポルンガだよな・・
あれでさ百の物語を語った瞬間まじで閃光がはしってギャーーーって感じでさ・・
まじポルンガなんだけど・・こえ〜よな・・ポルンガが怖いっていうか・・
ナメック星人が怖いよな・・マジでネイルだよな・・
うわぁ・・マジ・・デンデだし・・マジ百物語じゃん・・こえ〜よな・・
【003/100】
「取り憑かれ」
私と母は折り合いが悪い。
かれこれ十年近くになるだろうか、殴り合いになり、私が家出する事も度々ある。
ある日、祖母(母の母)が言った。
「あの子は、誰かに取り憑かれてるんじゃないかねぇ…」
私と祖母は有名な尼さんの所に行き、事情を話した。
祖母の、元姑が取り憑いているとの事だった。
つまり、母にしてみれば父方の祖母だ。
祖母は昔嫁ぎ先でイビリにイビられて、離婚した。
その鬼婆ぁが、母に取り憑いていると。
母が一人で、違う霊能力者に見て貰った時も同じ事を言われたと聞いた。
ひどく祖母と私に執着しているから、無理矢理憑き物落としをするのは難しい、とも。
ということは、私と母は繰り返すのか。
祖母が夜逃げ同然で逃げ出して、二度と戻らなかった様に。
そう思ったら、悲しくて涙が出た。
【完】
【004/100】でしたね…
すみません(´・ω・`)
盛 り 上 が っ て 参 り ま し た
どの話もすごく現実味があって怖いね・・・
(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
皆頑張れ〜
【005/100】
従兄の話
従兄は霊感が強くて普段から色々見てるらしいです。一人暮らしをしている家で、風呂に入るとお湯に長い髪の毛が浮いてたとか、朝起きたら女が顔を覗き込んでた、とか話題が豊富です。心霊スポットを巡るのが趣味で一人で行くこともあるそうです。
そんなキモい従兄が今までで一番怖かったと言っている話です。
従兄(T)が高校生の頃Tの部屋で友人二人(N、K)と飲んでいたそうです。Kは酒が弱く、すぐに潰れてしまったため隣の部屋に移して寝かせました。TとNはまた飲みに戻りました。
12時を過ぎた頃、隣の部屋のKが唸されている声が聞こえ始めました。二人とも気にせず飲み続けていましたが、Kの唸り声が長く、段々苦しそうになってきたので隣の部屋に様子を見に行くことにしました。Nがドアを開け、Kに近付き声を掛けましたがKは起きません。
(σ・ω・)σ ちょるさん感想などはできれば準備室を方でお願いします
続
Tは部屋の中に入ることができませんでした。1mくらいの小さな人たちがKを取り囲んでいます。みんな五体満足でなく、中には顔がない人もいたそうです。それが徐々に数を増やしていきます。NはTが部屋に入ってこないのを見てなんとなく察し、KをTの部屋に移しました。
しばらくしてKが目を覚まし、顔面蒼白で言いました。
「多分部屋こっちに移したくらいの時に小人みたいな人たちがすげぇ怖い顔してTのこと睨んでたよ…」
従兄はその日眠らずに過ごしたそうです。
6/100
これは中学の頃の話なんだが、一年の秋頃から引き籠もりに近くなっていたんだ
たまに学校に行くと、昼休みに図書室と、図書室のある三階から、二階に下がる階段にある絵を見るというのを繰り返していた
とある日も、そうやって、階段から絵を眺めていたらしいんだ、俺は
ちょっと暗めの少女の絵なんだけどね
でだ
実際のところ、その日は学校を休んでいたんだ
たしか昼は寝ていたんだったな
じゃあ、そこにいたのはなんだったんだろうか
安直にドッペルゲンガーとか、そこらかもしれない
もしかしたら、休んだからこそ、今もこうやって生きれてるのかもね
【完】
ここから先は一行リレーでよろしく↓
【007/100】
『nanaco』
インターネットで自殺したい人間が集まり集団自殺を行う「ネット心中」。ネットの世界には幾つもそんな
掲示板がある。そんなネット心中に何度も参加し、その度に自殺を遂げている女性がいるという。
名前は『nanaco』。新聞やテレビと様々なメディアに報じられたネット心中事件の数件に参加し、全てが行わ
れたあと消えているらしい。そんな彼女について、ネット心中に詳しいライターのL氏は話す。
「『nanaco』は人が死ぬ瞬間を見たい幽霊だと言われています。というのも自殺場所や自殺方法、日程など集団
で自殺する概要を率先して決めるのが『nanaco』のようなんです。『みんなで死のう』と持ちかけるのも彼女です。
彼女は他にも『nanari』『namico』といったハンドルネームを使っているようです。
しかし、それは同一の幽霊のようなのです。練炭自殺・ガス自殺・海への身投げなどその都度『nanaco』が提案
する自殺方法は違います。そして彼女だけが人数からいなくなっているんです。
これはコンピューター幽霊もしくはネット幽霊だと思われます。ただただ人の死の瞬間が見たいという幽霊が
存在するんです」
実際、新聞などをみると確かに自殺を行っても1〜2名は行き残っている。その人たちはバカなことをして
と嘲笑されて終わり。だが、掲示板で『nanaco』の文字を見たら注意して欲しい。今その瞬間は自殺する気は
なくとも、モニターの奥からコンピューター幽霊が自殺に誘導してくる場合もあるのだから。
[完]
初参加なもので不手際があったらスミマセン<(_ _)>
【008/100】 『悪寒』1/2
昔からオカルト話好きだけど、霊感とかっていうのは特別ないと思ってた。
だけど、一度自分でもちょっと信じがたい実体験がある。
それは、かれこれもう10年くらい前になるけれど(年がバレルw)
ドライブ好きな私とその頃つきあっていたカレシといつものように街中をドライブ。
その頃、週末(土曜日の20時頃)は、彼の家の近所をブラブラな安上がりデートが主流だったので
その日も音楽を聴きながら楽しくドライブしてました。
それで、ちょうど市道?のある場所を通りかかったとき、突如なんともいえない激しい悪寒に襲われました。
急に体調悪くなったのかな・・と思いながら、ふと助手席から左サイドを見ると
いつも見なれていた”団地”があった。
ただ、その夜はその団地を見たとたん、その悪寒はさらに増幅した↑
以前からよく知ってはいたけれど、以前から古いのも手伝ってかなんか暗い団地だなあって印象は持っていたが
この夜はいつもよりなんともいえない不気味さが・・
ただ、団地はいつもように静まりかえっていましたが
いまでもそれぞれの階の常夜灯の不気味さが忘れられません。
その後、その場所からクルマが離れると急激に体調もよくなってきて
この出来事は忘れかけていました。
それから約1週間ほどたったある日、なにげにTVのニュースを見ていると
どこかで見たおぼえのある団地が写っています。
そうです。あの古い団地でした。
【008/100】 『悪寒』2/2
それでそのニュースの内容が気になり、急いで見てみると
「老夫婦惨殺される」の報道が。
借金がらみによる犯行だったらしいのですが部屋の中は血の海だったそうで・・・
血の海というのもそうとう怖いのですが、これはまだ序章で
私がもっと震え上がったのはそのあとのこと・・・
その犯行が行なわれたとされる時刻がちょうど
先週の土曜、私がちょうど通りかかったあの20時頃ということでした。。。
・・・あの悪寒は・・・
偶然にしてもあまりの一致にやはり愕然とせずにはいられませんでした。
ちなみに、この団地は関西のO市のD団地というところですが
その後、その彼とは別れたのでいまでもあるかというと不明なのですけどね。
【完】
―――それでは109☆ ◆2/QV/Brifkさん、第八話をお願いします
【009/100】
従兄の話
去年の夏、従兄が深夜に心霊スポットから帰ってくると、台所に私がいました。私はしょっちゅう従兄の部屋に侵入したりするのでスルーしてシャワーを浴びることにしました。
シャワーをあがり、テレビを付けて私に何を作っているのか聞きました。返事がありません。台所に見に行くと誰もいませんでした。
というお話
本人はびっくりしたわーなどと話してましたけど、一番びっくりしたのは私ですから((((゚д゚;)))))
【完】
あれは確か小5の夏休みやったと思う。
田舎から実家に帰る途中の話です。
下道で軽い渋滞に巻き込まれてて僕は窓から外をぼ〜っと眺めてたんです。
すると対向車線から家の車と同じシルバーのステップワゴンが走って来たんで、「あっ!おんなじ車や!」と思いその車を見ていました。
そして、すれ違う瞬間何故かスローになり車内がはっきりと見えたんです!
その車の車内は僕を含めた家族が乗っていました。
座っている位置も同じで、全員ただ前を睨みつけるように座っていたのを今でもはっきりおぼえています。
この話を最近、霊感のかなり強い友達のおばちゃんに話したところ、ただ一言「目が合ってたらみんな事故死してたよ。」
と言われました。。。【完】
【010/100】
「コツコツ」
つい数時間前の話。
偶々、今日百物語が開催される事を知り、参加に向けてまとめサイトを読んでいた。
…すぐに、窓が叩かれた。
「コツ、コツ」
ベッドに寝ていたので、とっさに布団を被り、窓と反対の壁側に寝返りをうった。
窓がまた叩かれる。
「コツコツコツコツ」
当然、窓の方なんか振り向けない。
窓際に置いたテレビが、呑気なニュースを流している。
「コッコッコッコッ」
やばい、ペースが上がった。
いつも持ち歩いている御守りは窓際に置いたカバンの中だ。
「ゴンゴン」
私は部屋を飛び出した。
目の前の壁が叩かれたから。
【完】
【011/100】
夢遊病
夢遊病の人が寝た状態で徘徊する時、もしドアを閉めて出て行ってしまったら
その人の魂が帰って来れず、死んでしまう。とう迷信みたいなものが私の住んでいる地域
にあるのですが、皆さんの住んでるところではどうでしょうか?
Sと言う少年は夢遊病で、寝たと思ったら起き上がって外を徘徊することがよくあり、
家族もS少年のことは分かっているのでドアが開いているか、閉まっているかだけを確認
して、さほど気には留めていなかったそうです。
そして、その日も寝たとおもったら起き上がって、外に出て行ったS少年が使ったドアを
確認した家族は、そのドアが閉まっている事に気付き、父親が慌てて追いかけました。
父親がやっと追いついた先でS少年は、当時既に使われていなかった深い空井戸に
今、まさに飛び込もうとしていた所でした。
その後家族はS少年をお払いしてもらい、お払い後はS少年の夢遊病も止んだのですが、
やはり彼には何か憑いていたのでしょうか?
【012/100】 『祟り』
コックリさんが流行った時期
クラスでは放課後学校に残って、コックリさんをする子が大勢いた
そんな中、M君という子だけがコックリさんを馬鹿にして、信じていなかった
ある日突然、10円玉が
「し・ぬ・ま・で・ゆ・ひ・゛・を・は・な・す・な」
っという順で、字の方向へ動いた
皆怖くなったが、M君だけは「バッカみて〜」と言って
コックリさんに使った紙を破いてしまった
その日の帰り道、M君は交通事故にあったという
それから、その学校ではコックリさんをやろうとすると、
M君の寂しそうな声が聞こえてくるという
【完】
【013/100】
一昨年亡くなった近所のお爺ちゃんが、幼い頃に体験した話。
「悪い子は、お化けにさらわれるぞ」
と、よく大人は言う。
モモンガア、や、モモンジイ、という悪い子供をさらう妖怪の名を、
どこかで聞いた事のある人も多いかもしれない。
お爺の田舎では、それを「子取り」と呼んでいた。
それは、稲刈りの終わりの季節だった。
お爺が友達と連れだって田圃道を歩いていると
「子取りが来たぞぉ〜!」
という声がする。
見れば、大きな袋を持った、身長二メートルはあろうかという黒い影が疾走してくるではないか。
やばい、逃げろ!!隠れろ!!
子供達は、稲刈り後の田んぼの中に飛び込み、草の影に身を潜めた。
子取りは、お爺たちには気付かず、走っていってしまった。
お爺は確かに見た。
それが、本当の妖怪だったのか、まぼろしだったのか。
お爺が亡くなった今。知る術は、無い。
【完】
【14/100】
地方TV局
ある地方局の情報番組で、心霊現象や心霊スポットの謎を検証するコーナーを製作していた時の話だ。
毎週ローカルアイドルの3人組が心霊スポットを訪れ、その恐怖を身をもってレポートするという内容で、
地方情報局番組の一コーナーとは思えない高視聴率を記録していた。
その日も3人のアイドルは心霊スポットである、廃墟となった病院へ撮影に向かった。
この病院は数年前、院内感染が発見され、病院内の半数以上の人間が命を落とし、そのまま閉鎖に追い込まれて
しまった経緯を持つ。院内で写真を撮ると、必ず心霊写真が撮れるという噂もあった。
3人はその中で写真撮影をし、番組内で心霊写真が写っているかどうかの検証をすることとなった。
後日院内で撮影した写真が現像されてきた。彼女達の1人の首がその写真に写っていなかった。
あまりに不気味なので、番組内でその心霊写真を除霊することとなった。
心霊写真と3人の除霊が始まった。途端、吊るしてあった照明の1つが彼女達の頭上に落ち、1人の女の子の首を
直撃。なんと切り落としてしまったのだ。
そう、その首が切れ落ちた彼女こそ、心霊写真で首が消えていた本人だったのだ。
あまりに恐ろしい映像だったため、そのテープは放送されることはなかった。後日テープを確認したスタッフは
更なる恐怖に見舞われる。首が切れる瞬間、彼女の後ろにおびただしい数の人影が現れ彼女を押さえつけていたというのだから。
【完】
HN つつつ
自分が体験した話
昔毎日オカ板にアクセスして半日過ごすという生活をしていた
時がある
3日程経った時肩が重く感じるようになった
まさか…っと思ったと同時に
「このままアクセスし続けたらどうなるんだろう?」
と言うバカな好奇心を押さえられずにこのままアクセスし続け
た
日に日に重くなっていく肩と背中
頭は麻痺してるみたいにボーッとしている
それから3日程経った時、とあるスレッドを開いた
その瞬間肩と背中が一気に軽くなった
身体中から冷や汗がバーッと出るのを感じた
呆然としてディスプレイを見てたら、ショートカットの女の人
がドット絵のようにディスプレイ全体に浮かび上がっている
それから2日ぐらい自分の部屋でラップ音が鳴り響いてました
大事にならなくてよかった&オカ板のやり過ぎには注意
「完」
【016/100】
「好奇心はハムスターを殺す」
五年前の夏、私は一人で百物語をしていた。
厳密に言うと、夏休みの自由レポートにして出す予定だった。
都市伝説含め、怖い話の移り変わりや流行を追ったら面白いと思ったのだ。
だから、本、ネット、友人達から…と、あちこちから怪奇談を集めていた。
三十話集まった日、ペットのハムスターが一匹死んだ。
泣きながら庭に埋めた。
四十話集まった日、またハムスターが死んだ。
また泣きながら庭に埋めた。
六十五話集まった頃から、誰もいない風呂場から女のすすり泣きが聞こえるようになった。
まだ、偶然だと思っていた。
ある日、弟が言った。
「あのさ…笑わないで聞いてくれよ。風呂場から女の声がしないか?」
私は一人百物語を止めた。
途端にぴたりと女のすすり泣きは止み、ハムスターは死ななくなった。
夏休みが明け、私は友人達に言われた。
「…あんた、顔が死人みたいな色だよ」
【017/100】
私の話
夏に、友人と街まで遊びに行きました。その場が盛り上がり友人は私の家に泊まることになりました。私の家に着き、玄関のドアの鍵を開け、ドアノブに手をかけた瞬間黒い人が私の横をすり抜けて行きました。
何もできずに目で追っていると車の陰で消えてしまいました。なんだったのでしょうか。
【完】
「ウミネコの祟り」
今から約10年くらい前、それは、昆布が有名な私の故郷で起こりました。
故郷にはカラスと同じくらいカモメ(留鳥)がいます。
7〜8月、昆布漁は最盛期を迎え海辺に多くの昆布が干されています。
海辺なのでカモメが多く休んだり狩りをしていて、当然、糞も多く落ちています。
そのカモメの糞が昆布にかかり売り物として出荷できんなくなる糞害が多発した年が
ありました。
夏の間に冬の分の生活費をも稼がなくていけない漁師達が集まり、M牧場の牧場主を
中心に
約7名の漁師がウミネコを駆除しようと集まったとされています。
ですがいざ、駆除が始まると集まった7名全員が心臓発作、脳梗塞などで全員が死亡
してしました。
それから4〜5年が経ち、ウミネコの卵を巣から盗ってきて
役場の買い取り制度を利用し、大量のウミネコの卵を売ったり、
石にぶつけたりして遊んでいる中学生の男の子がいました。
男の子はある日、いつも行っていた崖に行き、
いつものように卵を投げて遊んでいました。
少し遠くの、崖になっている所にある卵を盗ろうとした瞬間、
足を滑らせて崖から海に落ち、そのまま亡くなってしまいました。
その日から今まで男の子が落ちた崖の絶壁は、しばらく崖の岩肌にしがみついていた
とされる男の子の姿が段々と、形成されていっています。
まだ成仏できてない少年が、岩にしがみついているかのように…。
【完】
すみません;入れ忘れました↓↓
【017/100】
【019/100】
同乗者
編集のMは帰宅が深夜になることが多く、通勤に原付を使っていた。
クラクションを鳴らされる事がなぜか多い。
ライトもついているし、30キロ平均でしか走っていない。
「なにしてんだ!」
「危ないだろ!」
通り過ぎる車から運転手が罵声を浴びせてくることもしばしば。
こりゃ「霊」だな。Mはそう思い立って知り合いのツテを頼り、霊能者に原付を見てもらうことにした。
「いますね。後輪にからまっています。女性です。しかも美人」
走行中だと、周りからは女性を引きずっているように見えるんです。霊能者はMにそう伝えた。
捨てた方がいいですよ、とアドバイスされたがMの方にも代わりを買う金がない。
事故るわけでもないのでMはその原付に乗り続けた。
そしてつい最近。やはり深夜のこと、物凄い形相で警官に止められた。
「どういうつもりだ!事故ったらどうする!」
怒鳴られ内心(またか・・・)と思いつつ原付を路肩に止めた。
「あ、あれ?」
近寄ってきた警官はきょとんとした顔になった。Mはやれやれとした表情で警官に言った。
「女の人が引きずられてるの見たんでしょ。もう見えないでしょ?止まると見えないらしいですよ。
からかってるわけじゃないんだけど、幽霊らしいです」
しかし警官の返事はこうだった。
「いや・・・・5人乗りしてるように見えたんだけど・・・・」
「・・・は?」
増えていたのだった。
【完】
【020】〜【100】
ヾ(・ω・)ゞ数年前の話だぼんさん、夜、ぼんさんが車を運転して、友達が二人、助手席と後部座席に座っていたんだぼんさん
ヾ(・ω・)ゞ近道をして狭い道を通ったぼんさんけど、その時に、傘をさし、ミニスカに茶色のパンプスを履いた人影が見えたんだぼんさん
ヾ(・ω・)ゞ以下、その時の会話だぼんさん
ヾ(・ω・)ゞ「あれ、寒くないぼんさんかね」
友達1「暖かいよ、ちょっとヒーター強いくらい」
ヾ(・ω・)ゞ「いや、さっきの人の話だぼんさん」
友達1「さっきの人って誰よ」
ヾ(・ω・)ゞ「えっ、傘さしたミニスカのだぼんさん、助手席側にいたぼんさんよ」
友達1「そんな人いなかったよ」
友達2「ずっと外見てたけど人なんていないよ、気味の悪い冗談言わないでくれよ」
ヾ(・ω・)ゞ「絶対いたぼんさん、みんなこそぼんさんを驚かさないでほしいぼんさん」
ヾ(・ω・)ゞそんな事を言いながら車を走らせていると、いつのまにか前に墓地が…ぼんさんはアクセルを踏んで急いで逃げたぼんさん
【完】
【021/100】
「感じる」
友人と二人で、カラオケに行った時の事。
友人がトイレへ立った。次は私が行く予定だった。
帰ってきたと思えば顔が青い。
「どうしたの、顔青いよ」
「ん…トイレ寒かったよ」
とりあえずトイレへ向かう。
安いカラオケ屋はどことなく嫌な臭いがする。
トイレは、とても綺麗だった。でも、何か空気が重い。さっさと用を足して出よう…
そう決めて一番奥の個室へ。
…怖い。
怖い怖い。
気付いたら涙がぼたぼた落ちて、腰が抜けかけていた。
なのになかなか用が足し終わらない。
やっと止まったので、ジーンズを上げるのももどかしく、トイレを飛び出した。
ベルトも締めずに涙を流しながら部屋に入った私を見て、俯いていた友人は顔を上げた。
「…おかえり」
「…ただいま」
「あっちゃん(私)…トイレ、怖かった、よね」
「うん…」
そのトイレで、レイプ事件があったと知ったのは四日後だった。
【完】
てかNEW速見れねんだけど
だれか理由知らない?
【022/100】
中学生だった頃よく友達と神社の階段下でスケボーをしてました
ある日ひとりの友達が階段の上からタイヤを転がしてふざけていると階段下に並んでいるお地蔵さんに当たって頭がとれてしまい、
その時彼氏は「ぁーあっどぉすんねん、頭とれてもたやん」
と笑ってすませる程度でその日は特に何も思わず家に帰りました。
その夜はリビングてうたた寝してしまい真夜中に目が覚めたそぅです。
炊飯器のコンセントあたりからボ〜っと赤い光が見えるなぁと寝ぼけながら見ているとだんだんその光が大きくなりおかっぱの女の子が出てきたと思うと彼氏の目の前に5・6人の坊主の男の子が立っていたそうです。
びっくりして立ち上がり逃げようと両親が寝ている後ろの襖を開けようとしても彼氏が言うには部屋がグルグル回っていて襖がどこなのか全く分からず窓などをバンバン叩いたそうです。
やっとの事で襖を開けると男の子と女の子は消えたそうです。
その事を両親に話すとお地蔵さんを壊してないかと聞かれ、次の日急いでお地蔵さんを直しにいきました。
>>124 誤爆なさってるようなんですが、代理ではったほうがいいかな?
あ、大丈夫だったみたい。よかった
【23/100】
中学生の時のことです。
塾が終わって友達と帰っている途中、叫び声が聞こえてきました。
気になって声がする方にいってみると、数人の人だかりができてました。
人だかりの中には警察官が二人と男の人が一人、一台の自動車(たぶん男の人の)がありました。
その男の人は道路に仰向けの状態で手足をばたつかせ、「うあぁぁぁ!ううぅぅぅ!いやだぁぁぁ!いやだぁぁぁ!!」と叫んでました。
目は白目をむいていて、腕にはひっかいたような傷がたくさんありました。
警察官二人が起こそうと腕を引っ張ったりしても、全く動こうとしませんでした。
私と友達は怖くなり、その場を離れました。
離れる時、警察の人が「薬かなぁ」と言う声が聞こえました。
私も最初はそう思いました。
でも、男の人の足は車の下から伸びる手に掴まれてました。
あの男の人はその手から逃げたくて必死に抵抗していたんだと思います。
その後、あの男の人がどうなったのかはわかりません。
【完】
【024/100】
「水面に映る友人」
今思えば、俺が人生で初めて体験した怖い話だったと思う。
夏休みの午後のことだった。
俺と友人の二人で近所の川で釣りをして遊んでいた。
田舎ってこともあって見渡す限り回りには誰もいない。
その川には普段からかなりの頻度で訪れていて、その日もいつもと同じポイントで釣りをしていた。
普段なら釣りをしはじめてすぐに魚が釣れるのに、
その日は全くといっていい程釣れなかったのがとても印象的だった。
俺達はしばらく釣りをしていたが、やがて飽きてきたためにその川に入って遊ぶことにした。
しばらく遊んでると、後ろから「うわっ!」って叫び声聞こえた。
その声に驚いて急いで振り向いたら、友人が足をすべらして転んだようだった。
俺は「大丈夫?」って言いながら急いで友人にかけよった。
そして、友人の少し後ろを見た瞬間、俺は血の気がサァーって引いてくのが分かった。
水面に映った友人が明らかに俺の方を見て「ニタッー」と笑っているのだ。
その水面に映った友人は、さらに気持ち悪い笑みを浮かべて
「おいで、おいで」と俺に向かって手招きをしていた。
【完】
【025/100】
私はよく金縛りにあうので、部屋に盛り塩をしているが、気づけば塩が皿から散らばっていることもよくあった。
何日か前、それに気づかずに布団にはいった。
すごく静かな夜で、外から車の音もしなく、家の中からも何の音もしない。
ふと嫌な予感が走った。
その時にはもう体は動かなく、私の上には何かが乗っていた。
腹の中心部で何かが上下に動いている。
見たこともない爺さんだ。
体は小さめでガリガリに細く、体には合っていない大きい服を着ていた。
顔は暗くなっていてよく見えないが、頭の形は大きく飯櫃(いびつ)だ。
腹の中心あたりで動いているので、だんだん息苦しくなってきた。
そこでふっと金縛りから解放された。
息は荒く汗もかいていた。
何か音が欲しいと思い、コンポのリモコンに手を伸ばそうをした瞬間、目眩のような感覚に襲われた。
起き上がる力もなく、横になったままの状態になった。
同じものが私の体に乗っていた。
何度も何度も繰り返し私の上で動く。
もうこの状況には諦めるしかなくなっていた。
そのまま目を閉じると、目は開いていて、私はリモコンを手に取り、上半身を起こしている状態だった。
そのまま歌を大きめにかけ、眠った。
次の朝、布団の感じがザラザラしていることに気がついた。
盛っていた塩を見てみると、塩は散らばっていて、布団の中をもう1度、見ると盛り塩らしきものが光っていた。
【完】
【026/100】
犬が吠える
私が友人と2人で遊んでいた時、野良犬が友人に近づいてきて恐ろしいほどの勢いで吠え始めました。
「こわ〜」
と言いながら、その場を離れると犬は私たちに付いては来ないで、友人が立っていた場所に向かって吠え続けています。
多分私の友人に何か憑いていて、犬が払ってくれたんでしょう。
【027/100】
「真夜中の訪問者」
七年前の八月十五日。
私と祖母は二人で留守番していた。
当時、父のパソコンでオカ板に入り浸っていた私は、その日も深夜までオカ板を見ていた。
その時、裏口から物音がした。ノックの音だ。
まさか…気のせいだ…
そう思い、またパソコンの画面を見た。
…電源が落ちてる。
その時、父の部屋のドアが激しく叩かれた。
半泣きで違うドアから飛び出し、祖母の部屋へ。
泣きじゃくる私に、もう寝ていた祖母は優しく
「だから、早く寝なさいって言ったべや…」
と頭を撫でて、一緒に寝てくれた。
それ以来、盆は早く寝るようになった。
【完】
【028/100】
従兄の話
よく趣味の心霊スポット巡りに連行されるのですが、その中で怖かった話です。
市内から少し離れた廃病院に行きました。火のないところに煙はたたないもので、それほど霊感の強くない私でも違和感を強く感じられました。奥へと進んでいくと、頭が下に引っ張られるような感覚がしました。従兄に助けを求めて車に戻り、一言
「背中にこどもがいるよ」
ば…バーローwww
【完】
【029/100】
今年の夏。
学校友達5人ぐらいで、怪談をやっていた時のこと。
友達Aが。
「おい、お前の後ろに誰かいるぞ?」
と、囁くそうに言った。
俺は、ビビリだったので見れなかった。
そしたら、Aが。
「嘘だよ〜」
と、言い皆が笑っていた時。
俺は、見てしまった。
Aの後ろにいる、老人の姿を。
目が白い老人だ。
隣にいたBも気づき。
俺とBは固まってしまった。
ついでにほかの奴はしらない。
その3日後Aは、顔が真っ青になっていた。
何でも、階段が軋む音がしてうるさいと。
9日後。
ドアの前に来た。
なんか危ないとAに伝え、非難。
ビデオをセットし翌日見たら。
部屋が無残な姿に…。
完
二十九本目の蝋燭が消えました…
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マルさん、ありがとうございました…
109☆ ◆2/QV/Brifkさん、第三十話目をおねがいします…
【030/100】『卒業写真』1/2
さきほどの話(8話)と同様、これもリア話です。
当時、うちの小学校の卒業式ではアルバムのようにスライドを見ながら
卒業生の代表児童が一言ずつ発言する、という形で思い出を振り返る演目があった。
入学式から修学旅行、運動会、体育会などいろいろな写真を見ながら振り返るのは
それなりにおもしろかった。
毎日、リハに追われていたがそんな中、まことしやかに児童の間でウワサがたった。
「アノ画像なあ・・なんかヘンな”ヒト”、写ってない?」
ちょうど最後のほうの画像だったと思うが
学校の園芸用の中庭を写した写真があった。
その画像に、女の人が写りこんでいるというのだ。
その後のリハではけっこうウワサを意識してか、みんな期待の入り混じった変な緊張をしていた。
そして・・・
やはり女性は写っていたのである。
女の人、といっても児童や先生とか父兄とかではモチロンなく、みんなまったく知らない女性である。
しかも中央に着物?姿の。。。?すこしぼんやりした映り方だが、たしかに・・
みんなはパニックになったが、先生に訴えても軽く却下。やはり大人らしい対応をされたorz(笑)
だが、その後も女性は写り続けたのである。それもスライドではありえない、写る箇所を変えながら・・・・・・
その後のリハは女子児童の中には号泣して嫌がるコも多かったが、出ないわけにはいかない。
そして、そのカノジョたちはスライド画面に出続けた。。
・・
【030/100】『卒業写真』2/2
たち、というのは。。。
なんと日によって現れる数がちがい、最後には3〜4人ほど・・・・・
中央と端にひとりずつなど。。
もちろん、出てくる場所も毎日ちがう。服装も。
ある者は着物(思えば、モンペの上着のようにも思う)、ある者は・・・
顔だけが大写しのときもあった(たしか髪型はぱっつんボブ。)
あまりの奇怪さと怖さに号泣児童が続出し、最初はまったく信じなかった先生たちも
とうとうそのスライド写真を
卒業式当日にははずしてしまった。
後日聞いた話では・・・
あのちょうど中庭あたりは戦争でちょうど空襲にいちばんやられたところだったと。
あのモンペ様の着物にボブの髪型(おかっぱ)は、やはり・・・・・・・
【完】
三十本目の蝋燭が消えました…
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109☆ ◆2/QV/Brifkさん、ありがとうございました…
◆KrithSk2m6さん、第三十一話目をおねがいします…
【031/100】
タイムカプセル
ひと昔前までは小学校などの卒業記念に、タイムカプセルを埋めるというのが定番行事となっていた。しかし
タイムカプセルの中から出てくるのはそうした「懐かしいもの」ばかりではない。
山梨県在住の会社員・青木仁(仮名)氏は約10年ぶりに開かれた小学校の同窓会の席上で、友人たちとタイム
カプセルの話をしていた。
「なぁ、今から掘り出しに行って見ないか」
青木氏は仲間数名と母校の小学校へと向かった。
学校は前年に廃校となったばかりだったので、真夜中だというのに彼らは身を隠すことなく正門から侵入すること
ができた。
「たしかココだったよな?」
青木さん達は学校の裏手にある飼育小屋のそばを、スコップで掘り出し始めた。しかしおよそ1メートルほど掘った時、
彼らの表情は硬直した。
「こ、これって…」
現れたのは子供の白骨化した死体だった。それを見た瞬間、皆は思わず声をあげた。
「あ、あ、あ、さ、佐藤くんだよ…」
実は彼らが小学校6年生だった頃、同級生の一人が行方不明となる事件がおきた。当時の大人たちは色めきたった。
が、結局警察や地元青年団による懸命の捜索もむなしく、行方不明のまま時間だけが経過していったのだ。
やがて、彼の言葉でそのことを思い出した仲間の一人が、おもむろにこうつぶやいた。
「なぁ。そういえばオレ達、タイムカプセルなんか埋めてなかったよな…」
【完】
三十一本目の蝋燭が消えました…
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◆KrithSk2m6さん、ありがとうございました…
黒犬 ◆maNL6bv6dgさん、第三十二話目をおねがいします…
【32/100】
俺が高校生の頃の話
地元で幽霊が出ると有名なホテルがあった。
その日は暇だったのでオカルト好きな友達Kと二人でホテルに肝試しに行ったんだが…
着いてみると様子がおかしい…
1 2 3……4
あれ
一部屋増えてる…
二人とも何回も行ったので、間違えるはずありません。この小さな廃ホテルは三階建て、各階に三部屋です。
K「奥に一部屋増えてるな…」
何を血迷ったか、Kは一人でズンズン奥に向かって行きます。
俺は怖すぎてその場に立ち尽くしてKを見守っていました。
K 「ドアに鎖が巻いてあって鍵がしてあるから、窓壊して入るなー!」
オレ「アフォカー!!!!!」
しかし、声にならない俺の叫びは届きませんでした…
ガ ッ シ ャャャーーン
近くに落ちてた石でKが開かずの部屋のまどガラスを割った瞬間。
ピリリリリリ ピリリリリリ
Kの携帯が鳴りました。
K「モシモシ」
………
オレ「どうした??誰から??」
K「おばあちゃんが……たった今死んだ」
二人は無言で帰路につきました。
完
三十二本目の蝋燭が消えました…
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黒犬 ◆maNL6bv6dgさん、ありがとうございました…
高峰 ◆Seek1VG9hUさん、第三十三話目をおねがいします…
【033/100】
中学のときの話です。
うちは親の仕事の都合で転校が多かったんですが、
中2のとき、小1まで住んでいた土地へ戻ってきたんですね。
そこは持ち家で、離れている間は人に貸していました。
越してきて庭を見ると、以前はなかった小さな祠が片隅に作られていました。
特に気味が悪いとか、そういう悪い感じはしなかったんですが、
どうして作られたのか不思議に思って親に尋ねてみたところ、
はっきりと答えてくれません。
屋内にも、トイレと、台所、神棚のある部屋に、
どうもお札がはられていたらしいのですが、
こちらも詳しいことは教えてくれない。
ある夜、自分の部屋で寝ていると突然金縛りがきました。
初めてだったので、なんとか動かないものか身をよじったり、腕を動かそうとしたり。
こりゃほんとに動かない、ダメだなぁ、と仰向けのままぼんやり思っていると、
ふと、真っ暗なはずの室内の、丁度頭の斜め上あたりがほのかに明るいことに気がつきました。
オレンジ色の暖かな光が、ぼうっと揺らいでいる。
あんなところに明かりの灯るものあったっけ?と考えていると、
赤ん坊の泣く声がその明かりのほうから聞こえてきたんです。
少しずつ大きくなったり、小さくなったり。
その波のような音を聞いているうちに睡魔が襲ってきて、目が覚めると翌日の朝でした。
後でよくよく親に聞いたところ、
貸していた家族の奥さんが流産にあったそうで、
庭の祠やお札は、その水子を慰めるものということでした。
それからなぜか金縛りに合いやすい体質になってしまって、
思春期のピークの頃は難儀しましたよ。
【完】
三十三本目の蝋燭が消えました…
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高峰 ◆Seek1VG9hUさん、ありがとうございました…
さらさん、第三十四話目をおねがいします…
【034/100】
見えない人
それはまだ勤め始めて間もない頃だった。
残業を終えた自分は先輩二人とエレベーターに乗った。
オフィスは最上階近くにあり、いつもは一階につくまでは何度か止まるのだが
すでに時計は11時を回っており、今夜はノンストップで一階まで行くだろうと思ってた・・・。
ところが途中でふいにエレベーターが止まりドアが開いた。
そしてそこには一人の若い男が立っていた。
オフィス階で真っ暗な中にぽつんと・・・。
少し驚いたが幽霊ではなさそうだ。
ところがその若い男はいつまでたってもエレベータに乗り込んでこない。
業を煮やして「乗らないんですか?」と声をかけると、男は「ボクはいいんです・・・」
と答えた。何かおかしなやつ・・・と思いながらも閉のボタンを押すとエレベータは何事も無かったように
降下を始めた。その時だ。
「おい、お前なに一人で喋っているんだよ!」
後ろに居る先輩の一人が怒ったように自分に声をかけてきた。
「え?だって止まってドアが開いた時若い男がたっていたじゃないですか」
つづき
「何言っているんだ。ドアが開いた時誰もいなかったぞ。お前一人が暗闇に向かって話していたんだ、
冗談にしてもたちが悪いぞ」
先輩の言葉を聞いて自分は呆然とした。先輩は自分が先輩達をかついだと本気で怒っている・・・。
だが・・・・・今たしかに男が・・・いたじゃないか・・・!
と思った瞬間、男を見たときの不思議な違和感が何であったのかがわかった。
今は夏、それなのにあの男の服装は・・・ダウンのベストを着ていた・・・。
頭には赤いバンダナ・・・
バンダナが流行ったのは何年前だっただろう・・・。
あの男はずっとあの場所に縛り付けられたまま動けないのだろうか。
【完】
三十四本目の蝋燭が消えました…
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さらさん、ありがとうございました…
胡桃 ◆oe2b98q9o6さん、第三十五話目をおねがいします…
【035/100】1/3
小学生の時 引越しした先であった話です
両親は物凄く頭の固い人で 幽霊や超現象など一切信じない人でした
なので引越し先が山を切り崩して新しく住居用に販売された土地で
そこに新しく家を建てるときも「地鎮祭」と言うものを一切しなかったのです
無事に家が建って引越しを済ませた後も
「何事もなく建ったから あんなもの(地鎮祭)は必要無かったでしょ」
と話をしていたのを覚えています
けれど引越しして暫くしてから
お風呂上りに脱衣所で髪を乾かしていると
自分より背の高い男の人が右斜め後ろの扉からジッとこちらを見ている気配を感じました
当時兄弟は私より背が低かったので「父親かな?」と思い振り向いたのですが
微かに開いた引き戸に父親の姿がありません
気のせいだと思って扉を閉めてから再び鏡に向かってドライヤーを使うと
先ほどと同じ「自分より背の高い男の人」の気配と視線を感じるのです
再び振り向いたのですが 扉は自分が閉めたままの状態でした
両親は上記にも書いたとおり 超現象など一切信じない人たちなので
そんな話をしようものなら「お前の精神が弱いからそう思うだけだ」とか
「頭のおかしい子と思われるから止めなさい」とか言われることが目に見えていたのと
毎日必ず感じる訳でも無かったので 誰にも相談しませんでした
【035/100】2/3
高校生になったある夜
定期試験前だったので「今日は2時くらいまで勉強するぞ」と
ちょうど深夜の12時頃に自室の勉強机に向かうと
突然部屋の中央の床が「ミシッ」と家鳴りを起こしました
人がその場に立った様な音だな…と思った瞬間
脱衣所で感じる男の人と全く同じ気配と視線を右斜め後ろ(部屋中央)から感じたのです
振り向いたけれど 当然誰もいませんでした
絶対に気のせいだ 試験があるから勉強をしなきゃ
と自分に何度も言い聞かせて机に座り続けたのですが
恐怖に負けて5分ほどでベッドへと潜り込みました
背中を向けなければその気配は感じなかったので
その日は仰向けになるように気をつけながら寝ました
そして その日を境にその気配は一切感じなくなったのです
【035/100】2.5/3
それから2〜3年くらい後でしょうか…
「あなた昨夜夜中に一階に降りた?」と神妙な顔をした母に聞かれたのです
両親よりも遅く寝ることが何度かあったのですが
母の指定した夜は両親より早く寝たので降りてないと答えると
幽霊や超現象など全く信じなかったはずの母が
「あなた最近『金縛り』なんかあったりしない?」と凄く真面目な顔で聞いてきました
金縛りなど例の気配を感じている時は四六時中だったので
「昔は良くかかってたよ 今はほとんど無いけどね」と答えると今度は
「今までに男の人が階段を降りる気配を感じたことは無い?」と聞かれたのです
母が言うには 随分前から夜中に階段を降りる気配(音?)を感じて
その都度私が夜更かししてお茶を取りに行っているのだと思ってたそうです
(実際に私が降りていたこともあったので)
けれど時々 階段の最後の一段を降りない不思議な気配があって
「どうして最後の一段を降りないんだろう?」と耳をすませると
私ではなく男の人の気配がしたらしいのです
その話を聞いた時「あぁ あの時私の部屋に上がってきた脱衣所にいた人だな」と思って
引越し当初から体験していた不思議な気配について初めて話をしました
【035/100】3/3
その話を聞いて母は なぜもっと早く相談しなかったと怒ったのですが
幽霊なんか言っても絶対に信じてくれなかったでしょ? と言うと さすがに黙ってしまいました
さらに詳しく話しを聞くと母がその階段の気配を感じるだけでなく
父が毎晩のように金縛りにあっていたそうです
そんな現象が両親に現れた時期を聞くと
私が気配を感じなくなって暫くした後 ということが発覚しました
その後 家を建ててから実に10年以上経ってから
神社からお札や土を貰いお祓いをして解決をしたのですが
決して敵意があるわけではない『彼』の視線は一体何を訴えていたのでしょうか
別の土地に引越しをした今でも 時々気になります
【完】
三十五本目の蝋燭が消えました…
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胡桃 ◆oe2b98q9o6さん、ありがとうございました…
影虎 ◆ufyC28b62oさん、第三十六話目をおねがいします…
【036/100】
「追いかける」
高校生の時、私は友人と二人、並んで自転車で帰宅していた。
真冬の事で、外は真暗。学校を出た時から、何かが追い掛けて来る気がした。
「…気のせいだ」
そう思いながらも、友人と別れた後は自転車を飛ばした。
振り向いてはいけない気がして、必死に。
途中、誰かに呼ばれた気もしたが、怖くて振り返れない。
無事帰宅した時は、冷や汗でびっしょりだった。
次の日、教室で声をかけられた。
当時の彼氏だ。
「昨日いきなしチャリ飛ばしてたべ(笑)俺声かけたんだぞ。何かあった?」
「…いや、なんか追っかけられてる気、して…」
「そう?誰もいねがったぞ。
んだ、後ろに乗ってたの、あんちゃん?つか普通兄貴がチャリこがねぇか(笑)」
私には弟しかいない
【完】
三十六本目の蝋燭が消えました…
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影虎 ◆ufyC28b62oさん、ありがとうございました…
◆zFg81RX9yoさん、第三十七話目をおねがいします…
【37/100】
ついさっき体験したこと
布団の中に入ってこのスレ読んでた。
0時半頃、トイレに行きたくなって起き上がった。
でも、布団に座った状態のまま動けなくなった。
金縛りにあったとかではなく、見てしまったから。
前の窓ガラスに映ってた。
女の人が。
俺の後ろにいて、俺の事ずっと見てた。
しばらくしたら消えたけど、今も何かがいるような気がする。
窓見れない
三十七本目の蝋燭が消えました…
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◆zFg81RX9yoさん、ありがとうございました…
北風 ◆zn2LXYlGxoさん、第三十八話目をおねがいします…
【038/100】
「地蔵の首」1/2
これは小学5〜6年生ぐらいの時の話。
俺の実家の裏に山がある。
そこに階段があってそれを登ると頂上に古い神社ある。
その神社の前に、近所の子供達の遊び場になってる広場がある。
その日はその神社で友人と二人でサッカーをしていた。
たしか夕方5時ぐらい、空が薄暗くなってる時間だったと思う。
俺達はPKみたいな感じでその広場でサッカーをしていた。
俺がキーパーやってて友人がボールを蹴る側だった。
そのボールがちょっとはずれて地蔵の頭に当たった。
元々古いものだったらしく、「ゴロンっ」って音を立てて首が取れた。
そして、そのボールが跳ね返って吸い込まれるように社の下に入り込んだ。
友人と二人でホフク前進で社の下に潜り、ボール見つけて戻ってきたら
どこからかおかしな音が聞こえた。
「ズズズ・・・ズズ・・・・」って。
まるで石と石をすりあわせるような音が。
【038/100】
「地蔵の首」2/2
そして、その音と一緒にどこかから視線を感じた。
まわりを確かめたんだけど、誰もいない。
「おかしいなー」と思い。ふいにさっきの地蔵の方を見ると、
10体くらいの地蔵が全部、目を「カッ!!」て見開いて
「ジーッ」っと俺達の方を見てる。
俺等は「うわぁああ!!」って叫びながら家まで走った。
その日は友人わかれて、その夜の多分11時前ぐらい事。
昼間の事と、夏の蒸し暑さもあって、俺は全く寝つけなかった。
当時俺は一階で寝てたんだが、両親が寝てる二階まで行った。
俺の家は二階に上がる途中に、外と繋がってるドアがある。
そのドアの前を通る時に、また「ズズズ・・・ズズズ・・・」って音がした。
俺は「うわぁぁぁああ!!!」って叫びながら階段をダッシュし
二階の親の布団にもぐりこんで一夜を過ごした。
【完】
三十八本目の蝋燭が消えました…
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北風 ◆zn2LXYlGxoさん、ありがとうございました…
ぱんぷきんさん、第三十九話目をおねがいします…
【039/100】
「未解決事件」
今年の夏、隣町で焼死自殺者が出た。
田舎町だから捜査も曖昧で自殺として早期に片づけられたが
この自殺には不可解な点が多くある。
車のナンバープレートを外していたり、
その人が勤めていた会社の金庫に入ってたお金が少なくなっていたり、
次の日に人と会う約束をしていたなど…
霊感があるという先生いわく、
「ある道の近くを通ると必ず首を締められるように痛くなる。」
その場所は焼死自殺した現場。
自殺者は骨しか残っていなかったが、
苦しみもがいた形跡もなく、寝ていたであろう形だったという。
先「耳元で何かを訴えられている」
一体何を訴えたがっているのでしょうか…
【完】
三十九本目の蝋燭が消えました…
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ぱんぷきんさん、ありがとうございました…
影虎 ◆ufyC28b62oさん、第四十話目をおねがいします…
ID:wN17v10gO
感想は準備室で。
【040/100】
「ラブホテルの怪」
自称・オカルトマニアである私は、常々彼氏にドン引きされている。
少し前。ウォータースライダーとプールのついたラブホテルへ行った。
高速道路から見えるそのラブホは、心霊スポットとしても有名だった。
「あっちゃん(私)、今日はあそこに行こうか」
「…出るらしいよ」
「…萎えるからそういう事言わない」
まぁ、入ってしまえばこんなもんか…という部屋。プールは深いが狭い。
肝心のウォータースライダーは、完全な筒状で、入り口から少し奥は完璧な闇だった。
先に、彼氏がすべった。
続いて、私がすべる…
思っていたより速く、怖い。
プールに着水する瞬間、私は確かに見た。
水面から手が。私の足を掴む。
水面と水平に飛び、有り得ない位出口から遠くに着水した。
彼氏が慌てて私を抱き上げる。
プールサイドにぶつけたのか、額がぱっくり逝っていた。
【完】
四十本目の蝋燭が消えました…
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影虎 ◆ufyC28b62oさん、ありがとうございました…
◆KrithSk2m6さん、第四十一話目をおねがいします…
【041/100】
マラソン大会
その中学校では毎月11月にマラソン大会が行われている。その年、体の弱い生徒が一人参加していた。
担任教師は一度は見学する事を勧めたが、彼の参加への意志は固かった。頑なに参加を主張し、学校側も
参加を認めざるを得なかった。
大会当日。彼は、体の弱さとは裏腹に意志が強く、最後尾ではあったが最後まで完走。そんな彼をゴール前
に集まったクラスメイト達は拍手と大歓声で迎えた。
ところがその日は非常に寒かった。マラソンに加えこの冷え込み。心臓に大きな負担がかかってしまった
のだろうか。彼はゴールした途端意識を失ってしまった。
すぐに病院に運び込まれたが、そのまま息を引き取った。
後日、マラソン大会のスナップ写真が展示された。頑張る生徒達の姿がところ狭しと張り出された。その中に
くだんの少年がゴールした瞬間に撮られた写真もあった。
「やっぱり無理にでも止めておくべきだったんだろうか」
担任教師は後悔の念を抱きながら写真の中の少年を見つめた。苦悶の表情を浮かべ、今まさに倒れようとする
少年。そして、後の悲劇を知らずに少年に向けて暖かい拍手を送る他の生徒達。しかしその写真に思いがけない
点をみつけ、教師は
「ひっ」
と声をあげてしまった。何万分の一の確率:奇跡の瞬間、狙っても撮れない光景。
写真の中、少年に向けて拍手を送る生徒達の手は、全てぴったりと合わさっていたのだ。
まるで合掌しているかのように。
【完】
四十一本目の蝋燭が消えました…
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◆KrithSk2m6さん、ありがとうございました…
よーぐると ◆gYINaOL2aEさん、第四十二話目をおねがいします…
【042/100】
ここに書いてしばらくした時に起きたこと。
書き終わってから、肩が重い。
手が震える。
霊など見たことも無い俺が。
文化放送を聴いているのだが。
声がおかしい。
眠いのかなぁ・・・。
と、思ったらこの一言で目が覚めた。
今日の夜は長いよ…と。
後ろ向いても誰もいない。
疲れだろうと思ったら。
「フフフ・・・」
マジで怖くなり数分固まっていた。
完
四十二本目の蝋燭が消えました…
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マルさん、ありがとうございました…
◆KrithSk2m6さん、第四十三話目をおねがいします…
【043/100】
中学の時周りから孤立していた男、Tがいました。
私はあまり活発な性格ではなく、自分も孤立していた時期があったんで
お互い仲良くしていました。
高校2年の時。自宅の電話が鳴りました。
Tは球技大会の試合中、亡くなったとの事です。
死因は心臓発作だったと思います。
その後球技大会が取りやめられ、葬式もしめやかに執り行われたそうです。
それから1年半後
高校卒業間近に卒業アルバムの「10年後の自分」を皆で書いたんですが、
ふと友人Sが「Tだったら何て書いたんだろうな〜」と言いました。
そこで私は中学の卒業時に同じ内容のものを書いたのを思い出し、アルバムを見てみました。
皆が弁護師、医者、教員など書いている中・・・
Tはこう書いていた。
「星になりたい」
彼はどんな気持ちでこんなことを書いたんでしょうか?
【完】
四十三本目の蝋燭が消えました…
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◆KrithSk2m6さん、ありがとうございました…
グザイさん、第四十四話目をおねがいします…
【044/100】
これは友達から聞いた話だ。
友達の父親が、まだ下宿生だった頃、下宿先に友達が泊まりに来て、夜中まで遊んでいた。
皆、騒ぎ疲れて熟睡していた時、夜中にいきなり黒電話が鳴り始めた。
友達の父親はびっくりして目を覚まし、何気なく友達の方を見ると、横になって寝ている友達の後ろ側に体半分だけを覗かせた女の人が、こっちを見ているのが見えた。
友達の父親が怖くなって、身動きが取れずにいると、下宿先のおばさんが部屋に来てお姉さんが亡くなった事を知らせたそうだ。
【完】
四十四本目の蝋燭が消えました…
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グザイさん、ありがとうございました…
黒犬 ◆maNL6bv6dgさん、第四十五話目をおねがいします…
【45/100】
育子さんの話。
これはオレの先輩から聞いた話。
隣街に、育子(イクコ)さんと、そのお母さんが住んでいました。
母子家庭ながら、とても仲の良い親子で、はたから見ると、まるで兄弟のようだったそうです。
しかし、幸せは長くは続かず、育子さんが高校生の時お母さんさんが倒れ。病院に搬送されましたが、医者いわく長くはもたないとの事でした。
そしていよいよ母親の忌まわの時…
母「育子…貧乏でゴメンね…いつも一緒にいてあげれなくてゴメンね……愛してたよ…ずーっと愛してた……」
育子「イヤダお母さん!死んじゃヤダ!」
母「あんたが嫁に行くまでは生きていたかったけど…もうダメみたい……私の代わりに…このお守りを持ってなさい…開けずに…大事に身肌離さず持ってるんだよ……」
そう言ってお守りを育子さんに手渡すと、お母さんは静かに息をひきとりました。
続く
続き
それから三年が経ち。育子さんは20になってました。
お母さんが死んだ後も一人で頑張り、今では社会人です。
ある日の会社での飲み会で…
友人「ねぇ育子。いつも首から下げてるお守り何??」
会社の友人に聞かれて、育子はお母さんとの事を友人に話しました。
友人「そっかー………ところで、お守りの中身って何??」
母親から開けずに持ってろと言われたため、育子さんは一度も中を見た事がありませんでした。
友人「開けてみせてよー見たい見たい」
いつもなら断っていたでしょうが、お酒の力と好奇心にかられ、育子さんは中を開けてしまいました。
すると、中からは黒い紙が一枚………いや、よく見ると黒い紙ではありません………見えるか見えないか、凄く小さい字でビッッシリと…
イクコシネ
イクコシネ
イクコシネ
イクコシネ
イクコシネ
………
間違いなく母親の字でそう書かれていました。
育子さんは慌てて家に帰り、お母さんの仏前に泣きながら座りこみ
育子「お母さん……なんで……」
すると、今まで温かい微笑みを浮かべていたお母さんの遺影の顔が ニタァーっと口の両端を持ち上げ。笑ったそうです。
完
四十五本目の蝋燭が消えました…
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黒犬 ◆maNL6bv6dgさん、ありがとうございました…
影虎 ◆ufyC28b62oさん、第四十六話目をおねがいします…
【46/100】「通学路」
私が学生時代登校中ある十字路で信号待ちをしていると
必ず背負っているカバンを何者から引っ張られると言う体験をしていた
もちろん後ろを振り向いても何もいない
いつも止まっているときにのみ引っ張られるので実害はなく、気色悪いけどいつもがまんして学校に通っていた
その日もまたその十字路に差し掛かる、
(やった!今日は青だ引っ張られずにすむ!)
いつもなら青で信号待ちをしないときには引っ張られないはずなのにその日に限り
グイッ!
物凄い力で引っ張られバランスを崩し自転車もろとも転倒してしまった
「くそ!今までこんな事無かったのに!」
起き上がりながら誰にともなく文句を言い自転車を起こそうとした瞬間
キキィィーーー!ドガン!
トラックとトラックが正面衝突を起こし
目の前には、もしこけていなければ私が居たであろう場所に二台のトラックが無残な姿を晒していた
・・・その日以来その信号でカバンを引っ張られる事もなくなった
いまでも不思議に思う、あのカバンを引っ張った”何か”は私を助けてくれたのろうか?
【完】
四十六本目の蝋燭が消えました…
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Gペンマン ◆UoNspEbUF6さん、ありがとうございました…
ももちゅんさん、第四十七話目をおねがいします…
【047/100】 「となりのいえ」
私の友人姉妹の話です。
夏場、家の近所で大変な悪臭がしたそうです。
頭のおかしい人が住んでいると有名だった家なので
生ゴミを捨てずにためているのだろうと、最初は気にしていなかったそうです。
匂いがし始めて数日後。隣の家の玄関から奇妙な色の汁と滲んで出てきて
ウジムシがそれに乗ってニョゴニョゴうごめきながら流れてきました。
それを見て、妹さんはおそるおそるその家の扉をあけました。
(田舎なので、鍵をかける風習が無いのです)
そこにあったのは、腐乱した首吊り死体。
扉が開いた衝動か、妹さんがびっくりして尻餅ついた衝動で何かぶつけてしまったのか
腐り切った首がもげ、身体が地面に落ちました。
そして警察が呼ばれ、自殺と言うことで何事も無く処理されたのですが……
姉は、死体が発見される三日前まで
窓辺で動く人影と、またたく光(テレビをつけたり消したりしたようなカラフルなもの)を見ていたのです。
当然、夏場とはいえ、たった三日で腐り切るはずも無く。
あれはなんだったんだろうと、今でも話にのぼりますが
正体は不明なままです。
【完】
四十七本目の蝋燭が消えました…
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ももちゅんさん、ありがとうございました…
109☆ ◆2/QV/Brifkさん、第四十八話目をおねがいします…
今回もちょっとロング文ですが。。
【048/100】『病院』1/2
じつは私、いま、ナースをしています。
病院怪談ってけっこう定番だけど、やっぱけっこうマジであるんですよね。
その中からせっかくなんで何個かショートショート風(?)でおはなしします。。
ちょうどナースになりたての頃、いまでこそ、全館禁煙ですけど
まだその頃は各病棟に喫煙コーナーがあったんですね。
その頃、友達の病棟であったホントの話なんですが・・・
夜の巡回のとき(AM2時頃)その喫煙コーナーの一角、はしっこの椅子に
以前からガンで入院していた患者さんがポツリと座っていたそうです。
そのナースはその姿を見て
「○○さん、早く寝ないとね」と声をかけ、ナースステーションに戻り、いっしょに夜勤をしていた同僚に
その話をなにげにしました。
すると、そのナースが真っ青な顔をして
「なにいってんの、○○さんは先週亡くなったでしょう・・・」
この話、よく聞くかもだけどほんとにリアであったとは・・・。
もうひとつはうちの病院でいまもずっと目撃者があとをたたない、血圧をはかりつづけるナース。
深夜、やはり訪床すると、重傷の患者さんのところにかぎって
血圧を測っているナース服に予防衣(ガウン)を着た、ナースの後姿が・・・
それで、その後、血圧を測られた(と思われる)患者さんは快方に向かうことが多いそうなので
まんざら怖いだけの霊でもなさそうかな・・・
あと、飛び降り自殺でいままさに屋上から降ってくるひとを目撃した患者さんもいましたけど。。
これはオカ話ではなかった。余談ですorz
四十八本目の蝋燭が消えました…
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109☆ ◆2/QV/Brifkさん、ありがとうございました…
さん、第四十九話目をおねがいします…
四十八本目の蝋燭が消えました…
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109☆ ◆2/QV/Brifkさん、ありがとうございました…
胡桃 ◆oe2b98q9o6 さん、第四十九話目をおねがいします…
【49/100】
高校生の時の話
同級生が在学中にバイク事故で亡くなった
事故の場所は地元では心霊スポットとして有名な所で
事故を起こした時間も深夜〜明け方だったので
「例のバイクに乗っている人にしか見えない幽霊に追われたのでは?」
という噂が生徒の間で広まった
そのスポットで有名だった話は 白い着物を着た黒髪の綺麗な女性が
「乗せて」と言ってバイクを追って四つ這いで走ってくるという良くある怪談話
けれど逆に そんな場所に深夜〜明け方の時間
一人でバイクで行くと言うのも不思議な話で
「誰か一緒にいた人が見捨てたんじゃないか?」と言う噂も囁かれた
通っていた学校ではバイクはご法度で
免許を持っていることがバレだけで停学を食らう所だったから
保身の為に事故った友達を見捨てたんじゃ と言う事なのだ
そして現在
その心霊スポットにはバイクだけを追いかけてくる
血まみれライダーの話が語り次がれている
【完】
まだつづきありますw
【048/100】『病院』2/2
さて、最後は、私が大学病院の産婦人科勤務のときに実体験したはなしなんですが
妊娠の中期中絶をした、患者さんがいました。
ちょうど私が深夜勤務で、朝6時ちょっと前くらいにナースコールがありました。
コールで「どうされましたか?」と尋ねると、「・・・ま、窓の外に・・窓の外になんかいるんです!」
急いで病室に駆けつけるまだ仄暗い廊下でなんだか急にゾワゾワ〜〜〜っとじょじょに寒気が
きたのをおぼえています。
それで、なんとか病室に到着し、あらためて詳細を聞いてみると
「そ、その窓にひとの顔がへばりついてた・・・」と窓を指差す患者さん。
もうひとつは、重度の妊娠中毒症で意識も朦朧としていた患者さんから
状態がよくなった頃に本人から聞いた話ですが、
朦朧とした中で耳元で「もうすぐ、もうすぐよくなるから」と囁いたそうで・・・
事実、その翌日からかなり状態が軽快方向に。
まあ、この話の場合は誰かスタッフか患者さんの家族のひとが囁いたのかなあっては思うのですが
奇妙なことに・・・
このふたつの出来事が起こったのは同じ病室での出来事でした。
四十九本目の蝋燭が消えました…
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胡桃 ◆oe2b98q9o6 さん、ありがとうございました…
北風 ◆zn2LXYlGxoさん、第五十話目をおねがいします…
【50/100】
「雨の日に」
友人の体験談。
友人の家の近くにはよく事故が起こる交差点がある。
さして見通しが悪いわけではないのだが、
何故かその交差点では事故が多いという。
雨の日、友人は風邪で学校を早退した。
友人の家に帰るにはどうしてもその交差点を通らなければならない。
そして友人は歩きながらその交差点の赤信号で立ち止まったそうだ。
友人は傘をさして携帯を眺めていた。
ふと前を見ると赤い靴が目に入った。
「誰かいるのかなー」と思い顔を確かめようと思ったが
ちょうどダンプカーが通ったという。
ダンプカーが通り過ぎると、そこには誰もいなかった。
そしてその友人は一週間程学校を休んだ。
登校してから開口一番にこの話を聞かされた。
俺は最初半信半疑で聞いていたが、
友人の血相を変えた顔をみて、
もしかしたら本当に体験したのかと思う。
そして俺が一番ゾクッとしたのが、
梅雨で毎日雨が降っていて、
その日も朝から雨が降っていたにも関わらず
その女の人は、ハイヒールを履いていたそうだ。
【完】
【048/100】『病院』3/3
産科も扱うおめでたい場でもあるので
そういった、中絶とかなんらかの理由でイレギュラーな患者さんはうちではいちばん端っこの
この病室に入っていただくことが多かったのですけど
これは、この病室、何かいわくあるのかな、、と思いました。
ちなみに、さきほどもチラッと書きましたが
うちの病院、年に何回か飛び降り自殺もあるのですけど・・・
だいたい、屋上から中庭に飛び降りるケースが多く
うちの病棟では、ちょうどそのいわく?病室の真横になるんですね・・・これも関係あるのでしょうか。
【完】
ごめんなさい、長くなっちゃいました(-人-;)
五十本目の蝋燭が消えました…
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北風 ◆zn2LXYlGxoさん、ありがとうございました…
コタローさん、第五十一話目をおねがいします…
【51/100】
うちの猫。1/2
これはうちの実家の猫のハナシなんだけど、すごい人見知り激しくて、
俺が実家に住んでるときはすごいかわいがってたし向こうもそれなりになついてくれたのに、
この春から俺がひとり暮らし始めてこないだ久しぶりに実家に帰ったときの奴ときたら
借りてきた猫かってくらい固まっちゃって、
俺がちょっと後追っかけたら全速力で階段上って逃げやがんの。
これはお仕置きが必要だなってことで、
その晩、寝るときに猫も一緒に部屋に連れてあがったのな。
奴は普段おかんの部屋で寝るんだけど、
一晩俺と一緒にいさせてイヤでも思い出させてやろうと思ったわけよ。
まあ流石に布団の中までってわけじゃなくてその辺のいすとか座布団で寝るがいいさと思って、
ドアを閉めて電気も消したんよ。
そしたら案の定最初はがたがた暴れてさあ。
途中から目つぶって音だけ聞いてたんだけどぐるぐる走り回ったりドアを手で何とか開けようとしてたわけ。
(無駄な抵抗〜)って思いながら聞いてたら、
ふっ、と音がやんで呼吸の音だけになったのね。
うちの猫2/2
諦めて寝たのかなと思って確かめるために目を開けたら
すぐそばでこっちをジーっと見てるの、猫が。
(うわっ)って声に出さずにびっくりしたけど、
まあそこに落ち着いたんだろうな程度に考えて寝ようとしたら、
なんか急に息苦しくなって。
それがだんだんとひどくなってしまいにはほんと呼吸するのがとてもつらくなって、
ちょっと待てよもしかしてこの原因は・・・と思って猫の方見たら、
まだこっち見てんの。いや、あれはにらんでた。
だからもうあわてて部屋の扉を開けたら猫は一目散に階下へ走っていって、
それと同時に息苦しさはまったくなくなったんだけど、
その日は気味悪くて、親にほんとのことは言わずに無理言って居間で寝させてもらった。
結局、あれが何だったのかはわからずじまい。年末帰るのが少しコワい。
【完】
五十一本目の蝋燭が消えました…
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コタローさん、ありがとうございました…
いぬばか◆Tsi7Uqno3c さん、第五十二話目をおねがいします…
【052/100】
夜景 1/2
俺がリア厨だった頃の話
当時俺はサッカー部に所属したんだけど、ほとんど練習に行ってませんでした。
いわゆる幽霊部員というやつです。
その日もなんとか他の部員の目を盗んで帰ろうとしていたのですが運悪く見つかってしまい
軽くボールを触った後に、近くの運動公園へ練習に行くことになりました。
坂道を何回もダッシュさせられクタクタになりましたよ。
一通り体力づくりをして、あとはランニングコースを一周したら帰ってもいいと言われる頃には
もう日も暮れて真っ暗になってました。
当時その公園は一年前に首吊り自殺が有り、更に色々と噂のある霊園も隣接してるとかなり(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルな場所でした。
運動不足の俺を尻目に他の部員たちは次々と追い抜いて行きます。とうとう周りには誰も居なくなってしまいました。
ビビリの俺はもう泣きそうになりながら走り続けました。
2/2
野球場の横のコーナーを曲がると、何か明るくなって来たのでなんだろうと思っていると、目の前に夜景が現れました。
まるで函館で見た様な綺麗な夜景がキラキラと光っていて、少しの間目を奪われてしまいました。
俺はいい場所を見つけたと思い上機嫌で家路に着きました。
その後程無くしてサッカー部を止めたので夜にあの夜景を見ることは無かったのですが、
冬休みに入り早朝に犬の散歩をするようになってあの夜景の場所に行ってみたくなりました。
しかし、そこには町を一望できる場所などなくあの時見ていた方向には霊園の墓の群れが見えるだけです。
そういえば、あの時夜景の明かりが心持ち揺れていたような・・・
まあ、気のせいですよね。。。
【完】
五十二本目の蝋燭が消えました…
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いぬばか◆Tsi7Uqno3c さん、ありがとうございました…
里中美子 ◆UIiQ5N7wO6さん、第五十三話目をおねがいします…
【053/100】
数年前に実際体験した話。
仕事が終わって、仲間数人と帰路を急いでいた。
真夜中だった。
道路をひた走っていると、仲間の一人が、「ア…」と唸って、眉をひそめた。
「どうしたの?」
「今、路肩に誰かが体育座りしていた」
ゾッとした。
わたしは窓側に乗車していて、ずうっと道端を眺めていたが、そのようなモノは見えなかったからだ。
「見た。体操服みたいな服、着てた」
半信半疑でUターンして戻ってみた。やはり誰も居ない。
周りを探してみると、ガードレールの脇の、目立たない場所に、お地蔵さまがちょこんと佇んでいた。
不幸な事故にあった子供の霊が、まだ成仏できずに、そこにいるのだろうか…。
【完】
五十三本目の蝋燭が消えました…
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里中美子 ◆UIiQ5N7wO6さん、ありがとうございました…
黒犬 ◆maNL6bv6dg さん、第五十四話目をおねがいします…
1
今から二十年ほど前の話です。
当時、僕は小学五年生だった。
隣のクラスにはいわゆる「知的障害者」の「*川」君という子が在籍していた。
親御さんが「健常な子供と一緒にどうしても教育を受けさせたい」と無理を言って「特殊学級」入学を拒否したため、学校側は仕方なく「通常クラス」に編入させていた。
この子はあまり目立った問題行動は起こさなかったのだが、ただひとつだけ問題があった。
何故か「丸八真綿」のCMのまねが大好きで、突発的にところかまわず始めてしまうのであった。
「ま〜るはっちん。チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ、まるはち〜ん。まるはち〜ん。」と歌いながらクネクネと踊りだしてしまうのだ。
当時、このCMは高見山関(現 東関親方)が出演している事で有名だった。
クラスの連中は「いつもの事」と相手にしておらず、隣のクラスにいた私は「異常な雰囲気」をいつも感じ取っていた。
秋になって学芸会の季節となった。今までは「*川」君は蚊帳の外だったのであるが、親御さんが「息子も学芸会に参加させて欲しい」と校長に直談判し、学校側はしぶしぶ「*川」君の参加を認める事となった。
・・・・さて、頭の痛いのは担任教師である。「どんな役をやらせたらよいものだろうか・・・?」
この時、当時のクラスの三悪である「*田」、「*合」、「*西」らはわるだくみを考えていた。
「あいつのおかげでクラス中迷惑してるしなぁ・・・・いっちょ、*川のクソババァに恥かかせてやろうか?」と「*田」。
「おもしろい。やろうぜ。で、どうするんだ?」と残りの二人。
「こんなの。どうだ?」
・・・・出し物は浦島太郎。「*川」君は乙姫様の「巫女」役で、舞台の上であの「まるはっちん」踊りを躍らせて、親御さんに恥をかかせようとするものであった。
更に「こんな奴がいて、クラス中迷惑している」事を他の親御さんにアピールする事も実行する事となった。
もちろん、担任教師の知らぬ所でこの計画は秘密裏に進められた。
クラスの誰も、この計画に反対する者はいなかった。
隣のクラスの友達(四年生の頃、同じクラスだった)が、「今度の学芸会では面白い事が起こるぜ」とニヤニヤしながら私に言った事はいまだに記憶に残っている。
2
が・・・・この企みが後に世にもおぞましく、後味の悪い事件の起こる原因になろうという事はこの三人にも予想がつかなかった。
学芸会 当日。
体育館で、各クラスが演劇などを発表してゆく・・・・
演目「浦島太郎」は順調に進み、ついに「巫女」の登場となった。
「鯛」役の「*合」が「*川」君に言った。
「さぁ。巫女よ。客人に踊りを差し上げなさい。」と言い放つと、
舞台上の全員が、「踊りを。さぁ!踊りを!」と叫ぶ・・・・
「平目」役の「*西」が「*川」君に耳打ちした。
「*川、まるはっちん、まるはっちん、まるはっちん、まるはっちん、まるはっちん・・・・」
それに刺激され、ついに「*川」君は「まるはっちん」踊りを始めた。
「ま〜るはっちん。チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ、まるはち〜ん。まるはち〜ん。」
「ま〜るはっちん。チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ、まるはち〜ん。まるはち〜ん。」
「ま〜るはっちん。チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ、まるはち〜ん。まるはち〜ん。」
「ま〜るはっちん。チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ、まるはち〜ん。まるはち〜ん。」
狂った様に「*川」君は踊り続けた・・・・・・いつまでも、いつまでも・・・・
ざわめく観客・・・・絶句する「*川」君のお母さん・・・・・
そして、「計画通り」に「*田」がキレた。
3
「ふざけんじゃねぇぞ!!何がおもしれえんだ!!バカヤロウ!!!」とうそ泣きしながら、衣装を破り捨て、体育館から走り去っていった。
狂った様に踊り続ける「*川」君を「*合」と「*西」は押さえつけ、舞台のそでへ消えてゆく・・・・・
当然、学芸会は「これにておじゃん」となった・・・
「*川」君のお母さんはただ呆然としていた。が、周囲の者達の「反感の目」が自分に集中していた事に気づき、逃げる様に体育館から去っていった。
担任教師は激怒し、誰がこんな事を計画したのか、クラス全員に問い詰めた・・・・「*田」を除いては。
が、誰もこの計画が「*田」らによって計画された事を決して語らなかった。
一方、「*川」君の両親はすごい剣幕で学校側に抗議した。
「何故、息子にこんなまねをさせたんですかっ!!!!お前らそれでも、教育者か!!!」
この言葉に校長がついにキレた。
「あんた方が無理言って、通常学級に編入させていたから、こうなったんじゃないんですか???」
「何もこちらはこれ以上無理をして、*川君を受け入れるつもりはない。これ以上、文句・騒ぎを起こすなら、特集養護学校へ転入してもらうしかない!!!」
「正直、これ以上は迷惑だ!!!!」と凄まじく一喝。
実際、これだけの事を校長が言えたのは、「これまでの実績」と「今回の一件で反感をもったPTA関係者のバックアップ」があったためと後に判った。
・・・・・つまり、皆、「厄介者払い」に奔った訳である。
「*川」君の両親ははらわたの煮えくり返る思いを耐えつつ、
帰っていった・・・・・この時、お母さんはひどくうなだれていたという。
その後、「*川」君とお母さんは行方不明となった。
そして更に二週間後、二人は「焼死体」として、警察に発見される事となった・・・・・・
そう、旧阿部倉トンネル跡で・・・・・・遺体は相当の程度で炭化していたそうである。
結局、母親の「歯型」から身元が断定された。
遺書は見つからなかったが、覚悟の無理心中と思われた。
「お母さんが「*川」君の頸静脈を鋭利な刃物切り裂き、絶命させた後、ガソリンをかぶって火をつけた」という事らしい・・・・・・
この後、小学校で「*川」君の話題がのぼる事は無くなった。
学校側はほとんど何の対応もしなかった様である。全校集会は開かれなかった事は記憶している。
ただ、「今後の法的・マスコミ対応のため」なのか、
遺体の身元が判った翌日、「終日自習」になった事を覚えている。
「*川」君のお父さんは狂った様に校長・担任教師に詰寄ったそうである。
「*枝も*之もお前らとお前らのクラスが殺したんだ!!!返せ!*枝と息子を返せ」と泣き崩れた・・・・
そして、十数年の時が流れた・・・・・・
「*田」、「*合」、「*西」の三人は大学生になっていた。
ある夏の日、彼らは偶然にも再会した。
久しぶりに再開した三人は、酒を飲み、その勢いで「肝試し」する事となった。
その場所は・・・・・そう、旧阿部倉トンネル跡・・・・彼らは「昔の事件」を忘れていたのだ。
深夜、トンネル跡についた三人は懐中電灯を片手にトンネル内に入っていった・・・・・・・・・
「あ・・・・・・そういえば・・・・」と*合。
「何だよ。*合。」と残りの二人。
「いや・・・・さ、ここって、*川とそのおっかさんが自殺した場所じゃなかったっけ・・・・・」
「!」「?」
「おい、何が言いたいんだよ。」と*田
「まさか、未だに恨んでいて、幽霊になってそこら辺彷徨い歩っていたりして・・・・」と*西
「いやな事、思い出させるなよ!!」と*田
「罪悪感はあるわけだ・・・・・そりゃあ、そうだろなぁ・・・・」と*合
「ま〜るはっちん。チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ、まるはち〜ん。まるはち〜ん。」と歌いだす*西。
「やめろよ!!いいかげんにせい!!」怒鳴る*田。
「冗談冗談、気にすんなよ。」と*西。
「んな事、ある訳無いじゃねーかよ。本気にするなよ〜♪」と*合。
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・・・・と、その時、かすかに声が聞こえてきた・・・・・・
「・・・・・・る・・・・は・・・ちん・・・・ま・・・・は・・・・・ちん・・・・」
「!」「!」「!」
「おい、やめろって言ってんのがわなんねーのかよ!!お前ら!!」と*田が怒鳴った。
「俺たち・・・・・何にもしゃべってねーぞ。」
「?だって聞こえてきたぞ。かすかだが。ま・・・は・・・ちんって」と*田は訝しげに話した。
「お前冗談にならねーぞ。神経質になりすぎじゃねーのか?」と残りの二人が返す。
が、その時・・・・・確かに・・・・聞こえてきたのである・・・・・あの声が・・・・
「ま・・・・・る・・・・はっ・・・・ちん・・・・ま・・・・る・・・・はっ・・・・ちん・・・・」
「?」「!」「!」
「おい、もう帰ろうぜ。気持ちわりーよ。」と*西が言い出した。
その間も不気味で弱弱しい声は聞こえ続けていた・・・・・・・・・
「俺たちの後ろから聞こえてこないか・・・・この声・・・・」と*合が言った。
「まさか・・・・・そんな・・・・」
三人はいっせいにトンネル出口へ走り出した!
が、声は小さくなるどころかどんどん大きくはっきりしたものに変わっていった・・・・・
「ま・・・・・る・・・・はっち・・・・ん、ちゃ・・・らん、ちゃ・・・ちゃ・・・ちゃらん・・・・」
「まるはっちん・・・・まるはっちん・・・・チャラン・・・・チャラン・・・チャチャチャ・・・・チャランチャラン・・・・チャチャチャ・・・・」
「まるはっちん〜まるはっちん〜・・・・・チャランチャランチャチャチャ・・・・・・チャランチャランチャチャチャ・・・・」
「まるはっち〜ん、まるはっち〜ん、まるはっち〜ん」「おい!俺たちの後を追いかけてくるぞ!!」
「もっと速く走るぞ!!」
彼らは更に走る速度を上げた。
「ま〜るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち〜ん、まるはっち〜ん♪」
「ま〜るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち〜ん、まるはっち〜ん♪」
「ま〜るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち〜ん、まるはっち〜ん♪」
声はますます大きくなってゆく・・・・・・
7
「もうすぐ出口だ!!」
「よっしゃあああああ!!!」
「逃げないで・・・・逃げないで・・・・どうして逃げるの・・・・逃げるな・・・逃げるな・・・・逃げるな・・・逃げるな・・・」
「ま〜るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち〜ん、まるはっち〜ん♪」
「ま〜るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち〜ん、まるはっち〜ん♪」
「ま〜るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち〜ん、まるはっち〜ん♪」
「逃げるな、逃げるな、逃げるな、逃げるな、逃げるな、逃げるな、逃げるな、逃げるなぁぁぁぁ・・・・」
「逃げるなぁぁぁぁ!!!!てめえらぁぁぁぁ!!!!」と耳をつんざく怒号がトンネル内に響き渡った・・・・
三人が肝をつぶして振り返ると・・・・・十m程後ろにボォッと光っている人の姿が見えた・・・・・
が・・・・・首が無かった・・・・・
「うわわわわわわっ!!!!」三人が逃げ出そうとした、その時、
ボォッと光っている人の手がすごい勢いで伸び、*田の肩をつかんだ。
後ろに引きずられてゆく*田。
「た、た、助けてくれぇぇぇぇ!!!!」
が、残りの二人はすでにトンネルの外へ走っていった後だった・・・・
*田の叫び声を聞いた二人が振り返ると・・・・・・
*田がトンネルの中へ引きずられてゆくのが見えた・・・・・
*西が懐中電灯の明かりをトンネルに向けようとすると、明かりがフッと消えてしまった。
そして、二人は見た・・・・・
ボォッと光っている人の手が*田の肩をつかんでいるのを・・・・
その「光っている人」の左手には何かがぶる下がっていた・・・・・
「う、う、う、うぎゃああああああああ!!!」二人は腰を抜かした。
人の生首だった・・・・・目と口をカッと開き、二人を見据えていた・・・・紛れも無く、*川の顔だった・・・・
二人は放心状態になった。
トンネル内からは*田の叫び声と共に、
「ま〜るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち〜ん、まるはっち〜ん♪」
「ま〜るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち〜ん、まるはっち〜ん♪」
・・・と声が聞こえていた・・・・
「許してくれ、許してくれぇぇぇぇぇ!!!*川ぁぁぁぁ・・・・・・!!!!俺が悪かったぁぁぁぁ!!!」
「やめろぉ!やめろぉ!やめろぉ!やめろぉ!やめろぉ!やめろぉ!ギャアアアアアアアァァァァ!!!!」
9
それきり、声はピタッとやんだ・・・・・
しばらくして、放心状態になった*田がフラフラとトンネルから出てきた・・・・・・失禁していた・・・・・・
結局、彼らはふらふらになりながらも、*田の家に行った。このトンネルから一番近い場所だったからである。
「あら、ずいぶん久しぶりねぇ。*合くん、*西くん。」
「どうもご無沙汰しております。お姉さん。」疲労困憊ながらも二人は愛想笑いしながら答えた。
「俺、水飲んでくる・・・先上がっていてくれ。」と*田は台所へ向かった。
二人は、2回へと上がっていった・・・・
さて、*田の部屋で、
「おい、あの時、どうしてたんだ?*田?」
「どうしたも何も無いって。あの気味の悪い化け物が俺を捕まえて・・・・トンネルに引きずり込んで・・・」
「で?」
「俺の周りをぐるぐる回りながら、まるはっちん、まるはっちん、まるはっちん・・・とか言って消えた・・・」
「いやぁ・・・えらいもん見ちまった・・・しばらく夢に見るなぁ・・・」
「お前ら、俺を見捨てただろ??」
「しょうがねーだろ。あの状況じゃあ。」
「まぁ、何とか逃げられたんだから。まぁ、よしとしようや。」
・・・・・と、その時、*田が言った。
「逃げられた?・・・逃げられる訳無いじゃん・・・・そりゃ無理だよ・・・」
「?」「?」
「何言ってるんだよ?*田〜♪」
「・・・・・だって、だって、ボクハココニイルンダモン!!!」
と、向けた顔は*田の顔ではなかった・・・・・*川の顔だった・・・・トンネルで見たのと同じ・・・・
「ギャアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!!」
10
階下のお姉さん、
「上が騒がしいわねぇ・・・・全くもぉ・・・・」
彼女は2階へと上がっていった・・・・・・・・・・
*田の大きな声が聞こえてきた・・・・歌っているようだ。
「?????」
「ま〜るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち〜ん、まるはっち〜ん♪」
「ま〜るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち〜ん、まるはっち〜ん♪」
「ま〜るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち〜ん、まるはっち〜ん♪」
「ちょっとぉ、うるさいわよぅ。もう少し静かになさいよ。深夜なんだから。」と部屋の扉を上げて・・・・・
彼女はその光景に凍りついた・・・・・部屋の中は血まみれだった・・・・
血まみれになった*田が部屋の中で踊っていた・・・・・・
床には首を切られて血まみれになって死んでいる*西と*合が転がっていた・・・・
*田は彼女のほうへ振り返ると、
「ジャジャンジャジャジャン!!!マルハッチ!!!」と叫ぶや否や、
持っていた包丁で彼女の首を切り裂いた。
・・・・・飛び散る血・・・・・大量の返り血を浴び我に返った*田・・・・・・・
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
*田は未だに「隔離施設」から戻っていない・・・・・・
糸冬です。
五十四本目の蝋燭が消えました…
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掛布 ◆rMtfQB3ISQさん、ありがとうございました…
ヾ(・ω・)ゞあささぼんさん ◆BONSAN/wqgさん、第五十五話目をおねがいします…
【55/100】
宜保愛子がサイババに会う特番があった。その中での出来事。
それはサイババとの面会を果たした後、スタジオと宜保愛子との衛星中継での場面だ。
サイババと出会った感想をスタジオから尋ねられ、宜保はこう語る。
「(前略)こういった力を持つ人達のおかげで、人類の未来も救われるんじゃないでしょうか」
次の瞬間、スタジオの声でも宜保の声でもない、早口な女性の声が割り込むように囁く。
「救われない、嘘じゃない」
かなり前の放映ですが、ビデオにとってた方がいたら注意してみてください
【完】
五十五本目の蝋燭が消えました…
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ヾ(・ω・)ゞあささぼんさん ◆BONSAN/wqgさん、ありがとうございました…
北風 ◆zn2LXYlGxo さん、第五十六話目をおねがいします…
【56/100】
「親子」
三年前の冬の事。
俺は実家を離れ都会に出て、大学に通っていた。
俺は深夜にバイトをしていて、帰りはいつも午前2時ぐらいだった。
その日もいつもと同じように2時前にバイト先を出て帰路に着いた。
都会と言っても都心ではなく、この時間になると人通りもまばらだった。
俺はいつものようにコンビニで夜食を購入し、カゴにのせ自転車にまたがった。
コンビニから俺の家まで自転車で10分ほど。
途中に公園がある。
俺は公園を自転車で突っ切っていった。
その途中、二人で手を繋いでる人影が見えた。
遠めで見てどうやら親子みたいだった。
自転車で脇を通り近くで見ると、
母親らしき人がダウンジャケットを着て、
娘の方が半袖のワンピースを着ていた。
時間も時間だし、季節的にも半袖ワンピースはおかしい。
しかも、母親はダウンジャケットって。
絶対に尋常じゃないと思ったが、
俺は恐怖心で来た道を戻ることはできなかった。
一体あれはなんだったんだろう。
もしかしたら人ではない「何か」だったのかもしれない。
【完】
1おめでとう!
五十六本目の蝋燭が消えました…
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北風 ◆zn2LXYlGxo さん、ありがとうございました…
ヤマモト ◆A9mDCzGw5I さん、第五十七話目をおねがいします…
【57/100】
実話だから全然怖くないかもしれません。
自分が幼稚園くらいの話。
その頃は、二階の寝室で母親・自分・弟の三人で寝てました。
夜中トイレに行こうと目が覚めたんです。
トイレの帰り、廊下の曲がり角に白い女の子が座ってるんですよ。
なんて言うか、白黒映画からそのまま抜け出してきた感じの女の子。
分かります?その子だけ色がないんです。
その白い女の子が、俺たちの寝てるほう見てるんですよじっと。
俺は怖くなって走って布団に潜り込みました。
ずっと怖くて震えてたんだけど、気が付いたら朝になってました。
【完】
五十七本目の蝋燭が消えました…
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ヤマモト ◆A9mDCzGw5I さん、ありがとうございました…
蟻◆GJCUnhVBSEさん、第五十八話目をおねがいします…
【58/100】
小学校五年生の夏の実体験。
その日、当時住んでいた街に台風が接近していた。確か9119。最悪の被害をもたら
したアレだ。
明け方が近くなるにつれて風雨は強まってきた。外では物凄い音がしているため
ぐっすり眠ることができず、私は寝たり起きたりしていた。
朝の5時ごろだろうか。
ふと、「シュルシュルシュル」という音に気づいて目を覚ました。
(なんの音だろう?)
間違いない、その音は部屋の中でしている。私はベッドから身を起こして、暗い部
屋の中を見渡した。
カーテンだ。
ベッドの頭の方にある小窓のカーテンが、ひとりでにシュルシュルと開こうとして
いる!
そのことに気づくなり、私は飛び起きた。リビングに直行すると、両親は既に起き
ており、私はたった今体験した出来事を彼らに話した。
その瞬間、私の部屋から「バリーン!」という音がした。両親の後について見に行
き、驚愕。カーテンが開こうとしていた小窓のガラスに、隣家のガレージの屋根フ
レーム(※記憶が曖昧です)が突き刺さり、部屋の中はめちゃめちゃになっていた
のだ。もちろん、さっきまで私が寝ていたベッドの上も、割れたガラスが散乱して
酷いことになっていた。
あの時私を助けてくれたのは一体何者だったのだろうか。
【完】
五十八本目の蝋燭が消えました…
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蟻◆GJCUnhVBSEさん、ありがとうございました…
ももちゅん ◆bxVFazo/xoさん、第五十九話目をおねがいします…
【059/100】
私の弟の話です。
私や弟の通っていた中学は丘の上にあり、自転車置き場から公道に出るまで長い坂が続きます。
その坂は私の卒業前後に出来た新しい道なのですが
途中で墓地があり、その道を通る時に墓地を一部移動させたらしいのです。
弟が部活動をおえ、暗くなったその道を自転車で降りていた所
何もしていないのに、チリンチリンと自転車のベルが鳴ったそうです。
その時、急に自転車のブレーキが利かなくなったそうで
公道まで滑り出て、間一髪自動車に跳ねられそうになったそうです。
弟はその後の平坦な道を全速力で漕いで帰ってきた様子で大変息が乱れていました。
「あの時、荷台に女の子が乗った。本当だって!」
弟はその後、別の道から学校に通うようにしたそうです。
【完】
五十九本目の蝋燭が消えました…
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ももちゅん ◆bxVFazo/xoさん、ありがとうございました…
野村 ◆qV6dwdDny6さん、第六十話目をおねがいします…
最近あった、不思議な話です。
私は大学二年なんですが、入学当初からずっと仲の良い女友達が三人います。
仮に、Yちゃん、Eちゃん、Tちゃんとしますね。
授業前は私を含む四人でいつもおしゃべりをして楽しく過ごします。
女が三つで姦しいなんて言いますが、女が四人も集まれば、姦しいなんてもんじゃない。
周りの事なんか気にせず、わいわいと盛り上がります。
Tちゃんは特におしゃべりで、口を閉じていることの方が珍しいといった感じです。
ある月曜日も新しく買ったCDのことについて熱々と語っていました。
そして火曜日も水曜日も木曜日もやっぱり同じように過ごします。
金曜日。
私は学校が終わり、家にかえってからふと気になることがあってTちゃんに電話しました。
「Tちゃん、今週の月曜日二限の前の空き時間に話してたじゃん?」
更に話を続けようとしたとき、Tちゃんは少し声を低めにしていいました。
「私今週の月曜は、用事でK先生(Tと私の共通のピアノの先生)とS県にいってたから学校休んだよ?」
Tちゃんはその後すぐ眠いからといって電話を切りました。
おかしいじゃないですか。皆で喋ってたのに。
変だと思って、いっしょにいたYちゃんとEちゃんにきいてみたんです。
「今週の月曜、Tって学校休んでた?」
「いや、普通に喋ってたじゃん、四人ともきてたよ?」
「T?CD買ったっていってたじゃん、なにいってんのよ(笑)」
ふたりともTちゃんは学校に来ていたといいきります。
土曜日、K先生のところにレッスンに行きました。
先生「この間ね、用事があってS県に行ったんだけど、私方向音痴じゃない?
だからTさんについてきてもらったのよ。ほんと、学校までやすませちゃって悪かったわ。
Tさん、あなたになにかいってなかったかしら?」
>>231 【060/100】
ごめんなさい、↑と完いれるのわすれてましたorz
六十本目の蝋燭が消えました…
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野村 ◆qV6dwdDny6さん、ありがとうございました…
掛布 ◆rMtfQB3ISQさん、第六十一話目をおねがいします…
ひとり暮らしをしていた数年前の夏の夜の話です。
俺が当時住んでいた1DKは、トイレと浴槽が一緒になったユニットバスでした。
ある夜、沸いた頃を見計らって、お風呂に入ろうと浴槽のフタを開くと、人の頭のような影が見えました。
頭部の上半分が浴槽の真ん中にポッコリと浮き、鼻の付け根から下は沈んでいました。
それは女の人でした。
見開いた両目は正面の浴槽の壁を見つめ、長い髪が海藻のように揺れて広がり、浮力でふわりと持ちあげられた白く細い両腕が、黒髪の間に見え隠れしてました。
どんな姿勢をとっても、狭い浴槽にこんなふうに入れるはずがありません。
人間でないことは、あきらかでした。
突然の出来事に、俺はフタを手にしたまま、裸で立ちつくしてしまいました。
女の人は、呆然とする俺に気づいたようでした。
目だけを動かして私を見すえると、ニタっと笑った口元は、お湯の中、黒く長い髪の合間で、真っ赤に開きました。
(あっ、やばいっ!)
次の瞬間、俺は浴槽にフタをしました。フタの下からゴボゴボという音に混ざって笑い声が聞こえてきました。
と同時に、閉じたフタを下から引っ掻くような音が・・・。
俺は洗面器やブラシやシャンプーやら、そのあたりにあるものを、わざと大きな音を立てながら手当たり次第にフタの上へ乗せ、慌てて浴室を飛び出ました。
浴室の扉の向こうでは、フタの下から聞こえる引っ掻く音が掌で叩く音に変わっていました。
俺は脱いだばかりのTシャツとGパンを身につけ、部屋を飛び出るとタクシーを拾い、一番近くに住む友達のところへ逃げ込んだのです。
数時間後……深夜十二時を回っていたと思います。
カギもかけず、また何も持たず飛び出たこともあり、友人に付き添ってもらい部屋へ戻りました。
友人は、今回のような話を笑い飛ばすタイプで、好奇心旺盛な友人が、浴室の扉を開けてくれる事になりました。
浴室は、とても静かでした。フタの上に載せたいろんなものは全部、床に落ちていました。お湯の中からの笑い声も、フタを叩く音もしていません。
友人が浴槽のフタを開きました。しかし、湯気が立つだけで、女の人どころか髪の毛の一本もありません。
お湯もキレイなものでした。それでも気味が悪いので、友人に頼んで、お湯を落としてもらいました。
その時、まったく別のところで嫌なものを見つけたのです。
俺の身体は固まりました。
洋式便器の、閉じたフタと便座の間から、長い髪がゾロリとはみ出ているのです。
友人も、それに気付きました。
友人は俺が止めるのも聞かず、便器のフタを開きました。その中には、女の人の顔だけが上を向いて入っていました。
まるでお面のようなその女の人は目だけを動かすと、立ちすくんでいる友人を見、次に俺を見ました。俺と視線が合った途端、女の人はまた口をぱっくりと開き、今度はハッキリと聞こえる甲高い声で笑い始めました。
はははははは…ははははははは…。
笑い声にあわせて、女の人の顔がゼンマイ仕掛けのように小刻みに震え、はみ出た黒髪がぞぞぞぞっ…っと便器の中に引き込まれました。
顔を引きつらせた友人は、叩きつけるように便器のフタを閉じました。
そしてそのまま片手でフタを押さえ、もう片方の手で水洗のレバーをひねりました。
耳障りな笑い声が、水の流れる音と、無理矢理飲み込もうとする吸引音にかき消されました。
その後は無我夢中だったせいか、よく覚えていません。気が付くと、簡単な着替えと貴重品だけを持って、俺と友人は友人の部屋の前にいました。部屋に入った友人は、まず最初にトイレと浴槽のフタを開き、「絶対に閉じないるな」と言いました。
翌日の早朝、嫌がる友人に頼み込んでもう一度付き添ってもらい、自分の部屋へ戻りました。
しかしそこにはもう何もありませんでした。それでも俺はアパートを引き払い、実家に帰ることにしました。
通勤時間は長くなるなどと言っていられません。今でもトイレのフタは、家族に了解をもらって、ずっと外したままにしてあります。
糸冬です
六十一本目の蝋燭が消えました…
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掛布 ◆rMtfQB3ISQさん、ありがとうございました…
黒犬 ◆maNL6bv6dgさん、第六十二話目をおねがいします…
【62/100】
あの日の跡
今も俺の家の仏間に残る忌まわしい跡…
俺が初めて心霊体験したのは16歳の時、家の仏間を閉めきって、絵を描いていた時だった。
夏の暑い昼下がり…描き始めて三時間程たっただろうか
俺の背中を冷たい手のようなものが上から下へと、ゆっくり撫でた
あまりの冷たさと、異様さで不覚にも ギャ っと声を上げてしまい後ろを振り返る………誰もいない…
疲れてんのかな…
独り言をいいながら、絵を描き始めようかと前を向くと…見た事のないお婆さんが、チョコっと座っている。しかし…おかしい!
なんでこの老婆は、ふすまの方を向いて座ってるんだ??い…!耳が痛い…!急に耳の奥が耳鳴りと共に痛くなった
その老婆は俺に背を向けて、ブツブツ言いながら必死にふすまを
ザリ…
ザリ…
と、上から下へと撫でている。そして、「あー~。/;やた/。~>げん」となにやら訳の解らない事を言うと
俺の方にグリグリグリと首だけを動かし振り返った…
真っ黒だ…!!
この老婆…顔が何からなにまで真っ黒だ!!
その瞬間俺は意識を失った続く
続き
気が付くともう夕方で、母親に叩きおこされた。
一生懸命、意識を失う前に見た事を説明するがまるで信じて貰えない…
夕飯の支度をすると言って仏間出ようとした母親が
ギャーーー!
と、俺よりデカイ悲鳴をあげた!
家族があつまって来る…みんな目の前の光景に息を飲んだ…
先ほど老婆が座って手で撫でていたふすまの部分に赤茶色のシミがベットリついていたのだ
血でもない
絵の具でもないネトネトした何か、不気味としか言いようのないものが…
祖父はそれを見ると「触るな…ほっとけ…かまっちゃイカン…そのうち薄くなって消える」とだけ言うと部屋を後にした。
結局、それが何なのか今でも解りません…
まだ消えてません…
http://kjm.kir.jp/?p=83635 完
六十二本目の蝋燭が消えました…
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黒犬 ◆maNL6bv6dgさん、ありがとうございました…
蟻 ◆GJCUnhVBSEさん、第六十三話目をおねがいします…
【63/100】
小学校五年生の時に体験した話。
翌日に校内遠足を控えていた夜のこと。
私は自室で遠足の準備をしていた。お菓子、レジャーシートなどをリュックにつめ
る。着ていく服も用意した。時間はだいぶ遅くなっていた。
そろそろ寝ようかと思い、電気を消してベッドに入った。
すると、
「○○ちゃん(私の名前)、もう寝るの? 私、明日休むから」
枕元で、当時仲のよかったEちゃんの声がした。確かにEちゃんの声だったので、
私はさほど怖いとも不思議だとも思わず、
「わかった」
と返事をし、そのまま眠りについた。
翌朝起きて冷静に思い返してみると、あれはちょっとおかしい。なんで私の部屋で
Eちゃんの声がするんだ。今日本人に会ったらどういうことか聞いてみよう。そう
思いながら学校へ向かった。
教室に着くと、やはり遠足の前だからだろうか、みんなうきうきしている。私は仲
良しグループのYちゃんを見つけ、「Eちゃんはもう来た?」と聞いた。Yちゃん
は、こう答えた。
「Eちゃんね、今日休みなんだって。風邪ひいたらしいよ」
さすがに恐ろしくなった私は、後日風邪が治ってEちゃんが登校してきても、とう
とうあのことを本人に話す気にはなれなかった。
【完】
六十三本目の蝋燭が消えました…
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蟻 ◆GJCUnhVBSEさん、ありがとうございました…
ヤマモト ◆A9mDCzGw5Iさん、第六十四話目をおねがいします…
【064/100】
自分が高校生の頃の話です。
友達がバイクの中型免許取ったっていうんで、
夏休みだし二人で行き先も決めずに、小旅行と洒落込んだんです。
とりあえず和歌山方面にバイクを走らせました。
初日は砂浜で雑魚寝です。
二日目の夜バイクを走らせてると雨が降ってきました。
ちょうど道が行き止まりになった所に神社があったんで、
雨宿りにその神社に入ったんです。
自分は「もう疲れたしここで寝ようや。」と言ったんですが
友達は「神社なんて怖いし気持ち悪い」と言って出て行きました。
自分はそのまま寝てしまいました。
でも、結局夜には友達もやって来て一緒に寝てました。
朝になって目が覚めて驚きました。
そこは淡路神社という人形供養の神社だったんです。
起きたら回り一面人形ですよ。
そこに友達がやって来て「うわ、めちゃ人形おるやん。お前ようこんな所で寝てたな。」
「いやいやお前も途中から寝てたやん。」
「いやいや俺はずっと外の看板の下におったで。」
「あ、そうですか。」
【完】
六十四本目の蝋燭が消えました…
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ヤマモト ◆A9mDCzGw5Iさん、ありがとうございました…
ももちゅん ◆bxVFazo/xoさん、第六十五話目をおねがいします…
【065/100】 「二階建てアパート」
私の父の話です。
父の仕事は各地を転々とするもので、幼い時分、私や母もそれに付き添い引っ越しを繰り返しました。
その問題のアパートは私が五歳程度の時に2ヵ月程だけ住んでいた
二階建てアパートで2DKの狭小な間取りでした。
居間を兼ねる部分に出勤が早い父が。隣の部屋で私や弟と母が就寝します。
(これは、朝早くに子供達を起さないための気遣いだったのでしょう)
そのアパートに越してきたとたん、父はかなしばりにあうようになりました。
「胸の上に誰かが立ってる」
後日、同じアパートの私の遊び相手になってくれていた一階に住んでいる少し年上の女の子が
「おかあさんが、よくあそこに住んでられるねえって言ってた」と私に教えてくれました。
その部屋では自殺騒動があり、父が就寝していた部屋は、まさに私達の入居前に
前の住人が息を引き取った場所だったんです。
じゃあ、金縛りにくらいなっても仕方ないか、と、父は霊感がある方なので言ってました。
【完】
六十四本目の蝋燭が消えました…
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ヤマモト ◆A9mDCzGw5Iさん、ありがとうございました…
ももちゅん ◆bxVFazo/xoさん、第六十五話目をおねがいします…
六十五本目の蝋燭が消えました…
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ももちゅん ◆bxVFazo/xoさん、ありがとうございました…
Gペンマン ◆UoNspEbUF6さん、第六十六話目をおねがいします…
【学校の一つ不思議】【066/100】
これは今は教師になった私の中学からの親友からの話
学校の七不思議と言うのはよくあるが、彼が通っていた小学校には
昔から伝わる”一つ不思議”という噂があったんだそうだ
その内容は至ってシンプルで
”誰もいなくなっていないはずなのに入学時と卒業時の名簿の人数が合わない、だから卒業アルバムを作らない”
という物で、誰も本気で信じる者はなく
その学校では伝統的に卒業時に点呼を取るので立った噂だろうと彼も思っていたんだそうだ
そんな噂以外は特に変わったことの無い学校で彼も、無事成長し、卒業してその小学校を離れていったのだった
そして、それから十数年後、彼は教師になりその小学校に努めることになったんだそうだ
その学校の噂を忘れていなかった彼は、噂の確認をするため事務に頼み込み
自分の入学時と卒業時の名簿を見せてもらうことにしたのだった
早速事務にかけあって閲覧許可をもらった名簿を見て彼は人数を数え始める
「入学時は1・2・3…合計121人っと、結構人が居たんだな」
そして、本題の卒業時の名簿に目を移し、数え始める
「1・2・3…!?ご・・・合計120人!?」
何度数えなおしても120人しかいない、事故も何もおきてないはずなのに卒業時の名簿から一人居なくなっているのだ
そして、入学時の名簿に目を戻し、消えた一人の名前見て愕然とした
おそらく、今まで一度もあったことのない人の名前がそこには記されていたのだから・・・
ふと、後ろに気配を感じ振り向くとそこには事務さんがいて、目線があったときに
「コレは仕方ない事なんですよ・・・。」
とポツリと呟き、友人から名簿を奪い取り元あった場所へと持っていった
それから彼は次の学校に努める事になるまでずっと恐怖に震えながら学校に行ったという
あの学校では今もまだ、誰にも気付かれずに毎年ひとりづつ子供が消えているのだろうか・・・
【完】
六十六本目の蝋燭が消えました…
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Gペンマン ◆UoNspEbUF6さん、ありがとうございました…
掛布 ◆rMtfQB3ISQ さん、第六十七話目をおねがいします…
マユミという名の女子高生が学校に向かって歩いていました。
いつもと同じ時間に、いつもの道をいつもと同じ速さで歩いていく。
すると、ふと目の前に同じ学校の制服が見えた。近づいていくと、それは同じクラスの生徒で、しかもいつもいじめられている女の子だ。クラス全員が彼女をイジメていた。
先生もイジメを知りながらも見て見ぬふりをしていた。
女子校なので、結構エグイことをする。無視をする時もあれば、使用済みの生理用品を机の上に置いたりなんてこともあった。
マユミちゃんも、特に彼女を憎らしいと思ったことはなかったが、自分だけイジメをしないわけにもいかず、周りにあわせて、無視やひどいことを言ったりしたりしていた。
だんだん近づいていくと、いじめられっこの彼女がとっても嬉しそうな顔をしているのが見えた。
幸せそうな笑顔で飛び跳ねている。
マユミちゃんは、その姿を不思議に思いながらも彼女のすぐ近くまで来た。
彼女はマンホールの上で跳ねていた。とっても幸せそうな顔をして、なぜか「きゅっ、きゅっ、きゅっ…」と言っている。
「何してるの?」尋ねてみた。
しかし、彼女は返事をせずに「きゅっ、きゅっ、きゅっ…」といいながら跳ねている。
「無視してんじゃないよ」今度は口調を強めて言った。
しかし、彼女は返事をしないで、相変わらず同じことを続けている。
今まで、特別に彼女を憎らしく思っていなかったが、嬉しそうに、しかも自分を無視したことで、何か急にとてつもなく強い感情が湧き起こってきた。
しかし、それを抑え込んで、「なんで、そんなことしてんのよ?」もう一度尋ねた。
それでも、彼女は何も聞こえないみたいに嬉しそうに跳ねている。
ここにきて、マユミちゃんの中で今までと違った感情が生まれた。
ひょっとしたら‘マンホールの上で数字を言いながら跳ねる’ということはとっても楽しいことではないのか、そんなことを思った。
バカらしいとは考えつつも、微かにそんな思いが頭の中をよぎった。
複雑な思いに戸惑いを感じながらも、とにかくマンホールの上で楽しそうに跳ねる彼女の邪魔をしたくなった。
いじめられっこの彼女がなんでこんな楽しそうにしているの、なにか納得できない、そんな感情に身を任せ「ちょっと退きなさい。私がやるから」そう言って、強引に彼女を押しのけ、マンホールの上に立った。
足をわずかに曲げ、すこし腰を低くしてから思いっきり上に跳びあがる。
その瞬間、となりに押しのけられた彼女がすばやく渾身の力でマンホールの蓋を取った。
マユミちゃんは真っ直ぐマンホールの下に落ちていく。
彼女は蓋を閉めて、とっても幸せそうな顔で、再びその上でジャンプして、今度は「十、十、十…」と言いはじめた。
しかし、彼女は返事をせずに「きゅっ、きゅっ、きゅっ…」といいながら跳ねている。
「無視してんじゃないよ」今度は口調を強めて言った。
しかし、彼女は返事をしないで、相変わらず同じことを続けている。
今まで、特別に彼女を憎らしく思っていなかったが、嬉しそうに、しかも自分を無視したことで、何か急にとてつもなく強い感情が湧き起こってきた。
しかし、それを抑え込んで、「なんで、そんなことしてんのよ?」もう一度尋ねた。
それでも、彼女は何も聞こえないみたいに嬉しそうに跳ねている。
ここにきて、マユミちゃんの中で今までと違った感情が生まれた。
ひょっとしたら‘マンホールの上で数字を言いながら跳ねる’ということはとっても楽しいことではないのか、そんなことを思った。
バカらしいとは考えつつも、微かにそんな思いが頭の中をよぎった。
複雑な思いに戸惑いを感じながらも、とにかくマンホールの上で楽しそうに跳ねる彼女の邪魔をしたくなった。
いじめられっこの彼女がなんでこんな楽しそうにしているの、なにか納得できない、そんな感情に身を任せ「ちょっと退きなさい。私がやるから」そう言って、強引に彼女を押しのけ、マンホールの上に立った。
足をわずかに曲げ、すこし腰を低くしてから思いっきり上に跳びあがる。
その瞬間、となりに押しのけられた彼女がすばやく渾身の力でマンホールの蓋を取った。
マユミちゃんは真っ直ぐマンホールの下に落ちていく。
彼女は蓋を閉めて、とっても幸せそうな顔で、再びその上でジャンプして、今度は「十、十、十…」と言いはじめた。
六十七本目の蝋燭が消えました…
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掛布 ◆rMtfQB3ISQ さん、ありがとうございました…
北風 ◆zn2LXYlGxo さん、第六十八話目をおねがいします…
【68/100】
「叫び声」
これは大学の友人から聞いた話だ。
その友人はS県に住んでおり、実家は途方もない山の中だ。
俺も一度友人の実家に遊びにいったのだが、聞いていた程以上に
すごい山で、とても驚いたのが印象的だった。
その時に友人と、友人の地元友達と三人で怖い話をすることになったのだが、
その時に聞いた話だ。
友人は家に帰るために一人で車を運転してたそうだ。
その道路は有料道路で、車も全然通らない。
実際俺もその道路を通ったのだが、昼間でも木々のせいで薄暗く、
本当に気味の悪い道路だった。その道路を10Kmほど進んだところに友人の家がある。
正直、夜一人では死んでも通りたくないような道だと思ったのだが、
友人はその道路を通らなければ家に帰れないのだから仕方がない。
友人が車で家に向かってる途中、
山中に一台の車が止まっていたそうだ。
実はこの山、かなり有名な自殺スポットらしくて、友人は嫌な予感がしてたそうだ。
車の横を通り過ぎて、
少し進んむと突然「きゃぁああああああ!!!」と山中に響き渡るように女の声がした。
友人は車を止めて窓を開けた。
女の声はもう聞こえなかった。
でも、友人は見てしまったようだ。
木々の間から友人を「ジーッ」と見ている女を。
【完】
北風 ◆zn2LXYlGxo さん、第六十八話目をおねがいします…
六十八本目の蝋燭が消えました…
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北風 ◆zn2LXYlGxo さん、ありがとうございました…
ま氏 さん、第六十九話目をおねがいします…
六十八本目の蝋燭が消えました…
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北風 ◆zn2LXYlGxo さん、ありがとうございました…
まさん、第六十九話目をおねがいします…
俺の親友の話。
彼が朝刊の新聞配達のバイトしていましてバイトに出かけるとき彼の住んでるマンションのタバコ自動販売機の横を通るときに必ず横目で女性の姿が見える。
そして振り返ると誰もいない。
初めは気のせいと思ってたけどそれが毎日続くし気持ち悪かったらしい。
後日、彼は母親から聞いたらしい。
その場所で女性が飛びおり自殺したと。
それ聞いた瞬間に彼は血の気が引いたらしい。
あとからわかったんだけど、その女性は俺の職場にいた後輩の同級生の母親でヒステリックになって自殺したらしい。
何かこの世に未練でもあったのだろうか?
【完】
六十九本目の蝋燭が消えました…
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まさん、ありがとうございました…
ヤマモト ◆A9mDCzGw5I さん、第六十九話目をおねがいします…
すみません七十話目の間違いですorz
【70/100】
最近一人暮らししだしたんですけど、クッション一つがなくなったんです。
まあ「クッションくらいいいやろ」と別に気にしませんでした。
そのクッションが、何故か自分のアパートから
一キロくらい離れた道端で見つかりました。
間違いなく自分のですが、別にそれだけの話です。
【完】
七十本目の蝋燭が消えました…
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ヤマモト ◆A9mDCzGw5I さん、ありがとうございました…
ももちゅん ◆bxVFazo/xo さん、第七十一話目をおねがいします…
【071/100】 「家出」
お恥ずかしい話なのですが、私の父と母が夫婦喧嘩をしました。
父は短気で子供っぽい所があり、車に乗って家を飛び出ていってしまいました。
いつも一日で帰ってくるので気にも止めておりませんでしたが
その日は夜に出ていって朝帰ってくる半日コースで、普段より早い帰宅です。
それにしては様子がおかしい。大の大人が半ベソです。
家出をして、車の中で野宿しようと、適当な場所に車を止めたそうです。
私の家の付近は大変田舎で、街灯のない道が幾本もありました。
父が車を止めたのも、そんな真っ暗な道を、少し離れた空地でした。
父は座席を倒し就寝しました。
その瞬間。
車の扉が開き、何者かが父の足首を掴みました。
そして金縛り。
父は「これはマズイ!」と、心の中でお経を唱えていたそうです。
眠ってしまったのか意識を失ったのか、気がついた時には朝になっていました。
車の扉は開いたままで、夢では無かったことを示しています。
そして……暗い時には気付かなかったのですが、周りは墓地。
呼ばれたのかなんなのか、よりによって墓地に車を止めてしまっていたのです。
翌日、父と母は揃ってそこに墓参りに出かけました。
夫婦喧嘩は犬も喰わないと申しますが、霊はわりと喰ってくれるようです。
【完】
71本目が燃え尽きました。
タケオ ◆aEtf23ccVw
おや、72本目を消しにだれかがやってきたようです・・・・・
【72/100】「待ち受け画像」 【1/3】
これは高校の時、
友達ぐるみで良く入っていた心霊スポット「○○峠廃トンネル」で実際私が体験した話である。
ある山の中にその心霊スポットはあるのだが、先輩達の話によるとそのトンネルに行くまでには普通17のカーブを通過しなければならない。しかしこれがまだ7つのカーブを過ぎた時なのに廃トンネルにたどり着いてしまう事があるらしい。
そうなると、本当にやばい。霊界の扉が開く、二度と帰れない。などと噂は様々だ。しかし大抵行ったとしても特に変化は無く、トンネルで軽く屯した後帰るのがほとんどだった。
そんなある日、私と他男女含め5人で○○峠にいつものように出掛けた。夜中の1:00外にはうっすら霧が掛かっていた。
タ「今日も何もないぜ多分。」
D男「そうだといいがな。」車は最初のカーブを通過した。すると突然F男がうわっと驚いた。
【1/2】
何かとみるとそこには一匹の鼬がいた。暗闇で光るその目にF男は驚いたのだろう。
D男「脅かすなよまったく。」
タ「F男はここ来るの始めてだから知らんかもしれんけど、ここは野生動物が多いかんね。良く見るよ。」
そして次のカーブを曲がるとそこには狐がいた。
じっとこっちを見ている。
私は思った。何故車が来たのに逃げないんだ?
三つ目、そこには狸がいた。流石に異変を感じた私達だが尚更いかねばならなかった。
D男「次は何がいるかな?猪かな?それとも…」
女子がやめてよねと笑い、D男も笑った。4つ目鹿がいた。やはりこっちを見ている。濃い霧の中 車は進みしばらくすると直線が続いた。私はブレーキを踏んだ。目の前には、廃トンネル。
タ「…なあ…D男。今まで何回カーブ通った?」
D男「………7回だ……」ついに7回のカーブでたどり着いてしまった…流石に女子も怖がり帰ろうと言い出した。しかしここで帰っては来た意味がない。私はトンネルに入る事にした。
【3/3】
廃トンネルに入っては見たが結果何もなかった。さて帰ろうかとした時、F男「あれ?なんだこれ?」
と言いF男が携帯電話を眺めている。
F男「いやここ電波あるか見ようとしたら待ち受け画像が変なのに変わってるんだよ。」
どれどれと携帯を見た私は絶句した。それは真昼の廃トンネルを正面から移した画像だった。F男は今日始めてここに来た。なので廃トンネルの画像を持ってるはずがない。ましてや真昼の画像など……
D男「は、はやく消せや!!」と震える声で言うD男。
F男「そ、それがおかしいんだ…さっきから消そとしても消せないんだよ…」
私も自分の目を疑った。F男の携帯にある画像フォルダには20/20と表示されてある。なのに一番下にポツンと21番目の画像昼寝の廃トンネルがあるのだ。
私達は怖くなり、直ぐに車に乗り込み廃トンネルを後にした…そしてその翌日F男は死んだ。陸上部だったF男は朝練習の時いきなり倒れ、病院に運ばれたが、既に死んでいたらしい…
それから学校で「廃トンネルの呪い」でF男が死んだと噂が流れた。私は信じたくもなかった。あの画像がどうなったかわからない。あれ依頼廃トンネルには一度も行っていない…
【完】
第七十二本目の蝋燭が消えました…
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タケオ ◆aEtf23ccVw さん、ありがとうございました…
(顔文字略) さん、第七十三話目をおねがいします…
【073/100】 「お婆ちゃん」
この話は僕がまだ小学生の低学年だった時の話です。
近所にいつも色んな話やお菓子をくれるお婆ちゃんがいました。
学校の帰りによく散歩中のお婆ちゃんと長話をしたものです。
そんなある日、そのお婆ちゃんが近くの線路で電車に轢かれるという事故がありました。
学校から帰って、家族に聞いた話では凄惨な事故だったようで
肉片を回収するのに手間取った様子でした。
それから何日か過ぎた夜・・・
玄関に置いていた忘れ物を取りに行った、その時。
「◯◯ちゃん・・・」と自分を呼ぶ声が玄関の外からします。
えっ!と思って様子を窺っていると、また小さく呼ぶ声が。
と、同時に玄関の戸がゆっくりと開いていくのを目の端に見ながら
急いで家族の皆がいる部屋に逃げ込みました。
もし、戸が開いて入って来る何かを見ていたらどうなっていたか
それを思うと今でも怖い様な、悲しい様な気持ちになります。
【完】
第七十三本目の蝋燭が消えました…
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(顔文字略) さん、ありがとうございました…
ももちゅん ◆bxVFazo/xo さん、第七十四話目をおねがいします…
第七十四本目の蝋燭が消えました…
【074/100】 「階段」
曾祖母が亡くなった時の話です。
私は実家の一階の、階段と神棚のある部屋で寝ていました。
父と母はその階段の延長線上にある二階の部屋で寝ていました。
夢の中で、亡くなった曾祖母が私に視線を向けながら階段をのぼって行きました。
ひいおばあちゃんが夢にでてきたよー、と、それを父に伝えました。
すると、父が言いました。
「お父さんの夢にも出てきた。一階から階段を上がってきて、さらに上へ階段をのぼって行った」と。
私は「夢を見た」と言っただけで、階段のキーワードは伝えていません。
実家は二階建てなので、さらに上にいく階段もありません。
曾祖母は天に続く階段をのぼって、あの世へ向かったのだと思います。
【完】
第七十四本目の蝋燭が消えました…
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ももちゅん ◆bxVFazo/xo さん、ありがとうございました…
むちむちチャンピオン さん、第七十五話目をおねがいします…
第七十五本目の蝋燭が消えました…
第七十四本目の蝋燭が消えました…
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ももちゅん ◆bxVFazo/xo さん、ありがとうございました…
むちむちチャンピオン さん、第七十五話目をおねがいします…
【075/100】
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第七十五本目の蝋燭が消えました…
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むちむちチャンピオン さん、ありがとうございました…
Gペンマン ◆UoNspEbUF6 さん、第七十六話目をおねがいします…
【076/100】 【怖い話】
私はすごい優しいうちの婆ちゃんがすきな子だった
そして、そんな優しいうちの婆ちゃんが一回だけ声を荒げて私を叱った事がある
それは思春期の半ばオカルトにはまって
心霊スポットめぐりなんて言う馬鹿なことを夢中でやっていた時期だった
どの心霊スポットにいっても何も感じずつまんないと思っていたところ
あるトンネルの前で足を引っ張られるような感覚に襲われるという体験をした
その夜私は足を掴まれた恐怖よりついに怪奇現象に遭えた興奮で眠れず
トンネル前での体験を作文用紙に脚色を加え書き出してみた
一旦書き出してみると予想外に良い出来で、婆ちゃんにも見てもらいたくなり
次の日の朝婆ちゃんに見せると、やさしい顔で作文用紙を受け取り真剣に目を通してくれた
だが、内容を見終わると顔の表情が一変して怖い顔になり
「こんな、死人に媒体を与えるような真似はしちゃいかん!!」
と今まで聞いた事も無いような声で叫びながら私の目の前で作文用紙を破いた
その翌日からはいつもどおりのやさしい婆ちゃんに戻っていたが、それから私はそういうマネはしなくなった
そして・・・、その数年後婆ちゃんは他界した
私は悲しくて悲しくて、泣きに泣いた
婆ちゃんに会いたくてたまらなくなった、
そして叱られたあの日の婆ちゃんの台詞の”死者に媒体を与えるという”所を思い出し
すがるような想いで婆ちゃんとの思い出を作文用紙に書き綴った
それを書き終わった夜、夢に呆れ顔の婆ちゃんが出てきて
「本当に困った子だねぇ・・・、あなたはもう一人でやっていけるんだからがんばりなさいよ!」
と一言だけ言って消えていった
目が覚め机の上に置きっぱなしだった作文用紙の最後の一枚に目を通すと
見慣れたお婆ちゃんの字で”でも、呼んでくれてありがとうね 婆ちゃんより”と書かれていた
これが、わたしが体験した中で一番怖いというか不思議だった話です
【完】
第七十六本目の蝋燭が消えました…
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Gペンマン ◆UoNspEbUF6 さん、ありがとうございました…
北風 ◆zn2LXYlGxo さん、第七十七話目をおねがいします…
「77/100」
「肝試し」
俺の地元の友人にはオカルトな話が好きなやつが多い。
この話はその地元の友人達が肝試しで、近くの心霊スポットに行った時の話。
そこは俺の地元では知らない人はいないっていうほどの心霊スポットだった。
全長20〜30Mほどの橋で、橋の下は川だ。
かなり高い場所にある橋で、そこから飛び降り自殺をする人も多い。
現に、その橋には自殺を止めるような看板もある。
友人達は深夜、男女四人で一台の車に乗り込みそのスポットに行ったそうだ。
橋についてペアになり、懐中電灯も持たないで橋を渡って向こう側に行く。
そして往復して戻ってくるといったものだったらしい。
何事もなく一組目のペアが戻ってきて、二組目のペアが行こうとした時だった。
橋の向こうに影のようなものが見えたという。
しかし、あたりには電灯さえないほど真っ暗。
影など映るはずがない。
しかも、橋の向こうは暗闇で道さえも見えないのに、
影だけは何故かはっきりと見えたそうだ。
友人達は寒気がし、二組目は橋を渡らず、
そのまま逃げるように車に乗り走らせた。
車内でその話をしていると、助手席の友人が悲鳴をあげたそうだ。
そしてその友人は「早く!もっと早く!」と言った。
そして、近くのコンビニに止まり、叫んだ友人に話を聞いた。
「バックミラーをみたら黒い影が猛スピードでついてきた」
と友人は言った。
【完】
第七十七本目の蝋燭が消えました…
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北風 ◆zn2LXYlGxo さん、ありがとうございました…
404 ◆aWkNiL.XHM さん、第七十八話目をおねがいします…
ある日の事でした、夢の中で何度も呼ぶ声が聞こえてきて、
眼がさめてみるとまだ布団のなかで寝ている自分が見えます。
うえから自分を呼びます。なんどもループしておきても起きても
おきれず、10度目くらいにドンドンと部屋のドアを
叩く音でめざめると、
父が、「母さんが飛び降りた」
といいました。
母が自殺で死んだ朝の事でした。
【完】
第七十八本目の蝋燭が消えました…
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404 ◆aWkNiL.XHM さん、ありがとうございました…
トライ ◆qNe7Boci42 さん、第七十九話目をおねがいします…
【079/100】 【叡智の目】
私の生まれ故郷は北海道だ。
この話は小学生の頃に里帰りしたときの話だ。
皆さんは平和の滝という滝をご存知だろうか?
自殺の名所として有名で、私が里帰りした前の週に
新築した公衆トイレで焼身自殺があり、そこが土で埋められていたのが印象深い。
およそ名前とは似ても似つかないトンデモスポットである。
小学生の私は、別に自殺の名所に来たくて此処へやってきたわけではなく
ミヤマクワガタが山ほど取れるからと言われて叔父の車で
私と弟と親戚の子、そして叔父の4人で此処へやってきていた。
叔父はどんどん滝の上の方の森へ入っていく。
しばらく進み、滝の上、本当に真上に出た。
ただの滝のはずなのに、そこが自殺の名所であるということを
無邪気な昆虫採集に来た小学生にまで叩きつける光景があった。
衣服が散乱していたのだ。靴や外套、新しい物から古いものまで、
中には子供の服やおんぶ紐なども木からぶらさがり、
三途の川の脱衣場のようだった。
叔父はあまり気にしない人のようで、見えない場所で木をガンガン蹴飛ばしていた。
私は泣きそうになりながらその地獄の脱衣場から動けなかった。
ほどなくして、クワガタを沢山取った叔父が明るい様子で帰ってきたが、
私は気が気ではなかった。恐ろしかった。
駐車場に戻ると、気味が悪いから帰ろうと弟が言い出し、車に飛び乗った。
私も賛同したが、皆よりも明らかに動きが遅くなったような感覚になり、
最後に車に乗る形になった。
第七十九本目の蝋燭が消えました…
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トライ ◆qNe7Boci42 さん、ありがとうございました…
蟻 ◆GJCUnhVBSE さん、第八十話目をおねがいします…
残り後二十話です・・・・
しかし・・・ドアが開かない!!
他のドアからのった3人はキョトンとしていた。
どうしたものかと他のドアから私が乗り込もうと後ろを振り返ると、
そこには一匹のキタキツネが立っていた。全く気配も感じなかったが、
私の背後1m程の距離に静かに立っていた。
キツネを初めて間近で見た私は、その憂鬱なような、それでいて間違いなく
鋭く、強い目に見つめられ、動けなくなった。額に冷や汗がにじむ。
車の中から親戚の子が「触るな!!」といってバンバン窓を叩いたことで
なんとか正気を取り戻したが、相変わらずドアは開かなかった。
キツネはだるまさんがころんだのように、私が見ていぬ隙にジリジリとにじり寄る。
と、そこに、駐車場でアイスを売っていた叔父さんが怒鳴りながら走ってきた。
キツネはしなやかに高く飛びながら森へ消えた。
「君、危なかったね。キツネは寄生虫がいるから触ったり餌付けしたりしちゃダメだよ。」
叔父さんはそう言ってアイスを売りに戻っていった。
でも、あのキツネの目は、ただの獣の目だったのだろうか?
私より深く叡智を込めたような、鋭く、憂鬱な緑の瞳だった。
キツネは数多くの人の死に様を見てきたのだろうか?
私は、帰りの車の中であの瞳にとりつかれていた気がする。
【完】
第七十九本目の蝋燭が消えました…
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トライ ◆qNe7Boci42 さん、ありがとうございました…
蟻 ◆GJCUnhVBSE さん、第八十話目をおねがいします…
残り後二十話です・・・・
誤爆すまんww
【80/100】
大学時代に親しくしていた男友達の話。
彼はとても霊感が強かった。頭がよく社交的で、整った顔立ちをしていたので、学
部の女の子達にとても人気があった。告白されている場面を実際に見たこともある。
でも、彼はいっこうに彼女をつくる気配がなかった。女嫌いなのだろうか?
ある日彼と一緒に飲みに行ったとき、私は「何で彼女作らないの? あんためちゃ
くちゃもてるのに」とからかってみた。
彼はこう答えた。
「だって、告白してくる子に限ってみんな肩のとこに赤ちゃん背負ってるからさあ。
そんなのやだよ」
彼には水子の霊が見えているらしい。
彼は多くを語らなかったが、そういう女性はかなり多いそうだ。
【完】
第八十本目の蝋燭が消えました…
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蟻 ◆GJCUnhVBSE さん、ありがとうございました…
高峰 ◆Seek1VG9hU さん、第八十一話目をおねがいします…
残り後十九話です・・・・
「81/100」
高校の頃は、毎日といっていいくらい金縛りに合っていた。
ある夜も、ベッドに入って寝付いてから、ふと目が覚めると身体が動かない。
金縛りに合うと、
ものすごく恐くて唸り声をあげるときと、
いつ治るのかなーとのほほんと待つときと2種類あって、
そのときは最初は後者の感じで、うつらうつら眠りそうになった。
と、ふと両方の足首に違和感を感じたので意識を向けると、
指でがっしりと掴まれた感触がする。
しかも、指の方向がベッドの上からじゃなくて、マットの方、身体の下から手が生えて掴まれてるような感じだった。
ぞおっと総毛だって、身体を動かそうともがいたら、
両方の手首と二の腕も、同じように誰かが掴む感触がして、
やっぱりマットのほうから動かないように固定されていた。
そのうち、布団の上に何かが乗っかってきて、
掴んでいる手もどんどん数が増えてくる。
気がつくと、腕と足は掴む手で隙間がないほどの有り様。
出ない声をふりしぼって、隣室にいる家族を呼ぼうとしながら、
故人になった身内の名前を心の中で呼んて助けを求めたり、
さんざん抵抗しても無駄だった。
続
ぞろりと背中を撫でられ、ガっと爪をたてられて、
もうダメだ、と身体の力を抜いた瞬間、
ガラッと部屋の扉が開く音がして、固まっていた体が動くようになった。
唸り声を不審に思って、
様子を見に来てくれた母親のお陰で金縛りは解けたようだけど、
直後の自分は汗びっしょりで、顔面蒼白だったらしい。
手首に掴まれる金縛りは、それ以降も2〜3度ありましたが、
あんなにたくさんの手で押さえられたのはこの時だけでした。
【完】
第八十一本目の蝋燭が消えました…
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高峰 ◆Seek1VG9hU さん、ありがとうございました…
いぬばか ◆Tsi7Uqno3c さん、第八十二話目をおねがいします…
残り後十八話です・・・・
〈82/100〉
【三度目】
祖父母の家では雑種の犬を飼っていました。
喋ったり投げ食いしたりと芸達者な犬でしたが俺が小1の頃に老衰で死んでしまいました。
当時俺は親の仕事の関係で祖父母と離れて住んでいて彼の死に目に会えなかったのですが、
祖父母、叔母が少しだけ不思議な体験をしたそうです。
次の日、祖母たちは動物を火葬する業者さんに彼の遺体を渡し叔母の車に乗って買い物に出かけたそうです。
その途中でその業者さんの車を追い越したそうです。
その時は特に気にしなかったらしいのですが、その後デパートに向けて国道を走っていると
曲がり角からまた業者さんの車が出てきました。この時には少し不思議に思ったそうです。
そして、買い物を終え家へ帰るときにまた業者さんの車とすれ違ったそうです。
火葬場の位置を考えるとこんなに出会うはずは無いのです。
たまたまそういうルートを通ったということも考えられますが・・・
祖母は「よほど会いたかったのだろうね」と言って笑いました。
【完】
残り後十八話です・・・・
第八十二本目の蝋燭が消えました…
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いぬばか ◆Tsi7Uqno3c さん、ありがとうございました…
黒影 ◆vi3yuFYKUs さん、第八十三話目をおねがいします…
残り後十七話です・・・・
【83/100】
茨城県H市のN校での話です。
二年程前の今頃、N校には壱原君という生徒がいました。 壱原君は体が弱くいつも本ばかり読んでいるような男の子だったそうです。
壱原君はいつもクラスメイトからいじめられていました。
靴を隠されたりノートを破かれたりは当たり前で、酷いときには女子の前で裸にさせられた事もあったそうです。
そしてついに彼は首吊り自殺をしてしまったのです。首を吊った場所は当時鍵のかかっていたはずの科学室でした。
今回はそのN校で私の体験した話です。
6時間目の授業が終わり部活に行こうとして、私はある事を思い出した。
「あー・・教科書科学室に置いてきちゃった・・・・!!」
そのときはなにも思わず、友達に先に部室に行ってもらい私は一人で人気のない特別棟に向かった。
続
夕暮れ時特有の嫌な空気にせかされながら科学室の前まで来ると、中に人のいる気配がして、思わず足音を忍ばせる。
先生がいたら、忘れ物をしたことをとがめられると思ったからだ。
でもあの教科書がないと宿題ができない・・・と思い、仕方なく扉をノックした。でも返事がない。扉を開けても人影はなかった。
訝しく思いながらも机の下から教科書をとり、顔を上げた。
あ、そう言えば此処って昔自殺した人がいたんだけ・・・と思った瞬間、後ろから
「うぅっ...タッ...タスケテ......クルシイヨ」
そのしゃがれた声に背筋が粟立ち、後ろを絶対に向かず全力で疾走し扉をぬけた瞬間、背後をチラっと見たら・・・・・いた。
教室の奥
天井からゆらゆらぶら下がる
人影が。
その後の事はよく覚えていません。気づくと家に戻ってきていました。
後日友達や後輩達に聞いてみると、数人同じ体験をしたと言っていました。
見た事がない人もタスケテという声を聞いた事があったそうです。
死ぬほど怖かったんですが、同時に可哀想でした。
死後も尚、現世で苦しみ続けるなんて・・・・・。
【終】
【84/100】
弟の話。
弟は、大学生になった頃から急に霊感が強くなった。原因はわからない。
ある夏の日、弟は大学の友人達とキャンプに出かけた。「女の幽霊が出る」と噂の
キャンプ場で、肝試しも兼ねているとのこと。「ホントに女が出たらねぇちゃんに
も電話するわー」と笑いながら出かけていった。その夜、私の電話は鳴らなかった。
翌日、夕方になって弟が帰ってきた。
「女の霊出なかったの?」と私が聞くと、彼は、
「そんなもん出なかったよ。ガセだったんじゃね?」
と答えた。
なんだ、噂なんてそんなもんか。とがっかりしていると、弟は私にこういった。
「けど、兵隊の霊は出たよ」
すぐにネットで調べた。そのキャンプ場のすぐ横にあたる場所に、戦時中、日本軍
の基地があったらしい。
兵隊が出た場所は、水飲み場だったそうだ。
【完】
蟻 ◆GJCUnhVBSE
また一人、奇妙な世界の蝋燭を消しに来たようです。
次の奇妙な世界の蝋燭を消すのは、
JJJ ◆40XbC9fmEc
かも知れません・・・・・
【ライブハウス】1/3
10年以上前の話
友達のバンドを見る為に、私は友達とあるライブハウスに出かけた。
そのバンドはメンバーとは友達だけど、ファンでもあったので
私はノリノリで盛り上がり、演奏が終わった時には喉がカラカラになり
何か飲もうと友達と離れて、ドリンクカウンターへ
込んでいたので、ドリンクを手にした時には次のバンドがスタートし
元居た場所に戻れなくなった私は、仕方なくひとりぽつんと一番後ろの
通路を挟んだ左側の壁によりかかり、ドリンク飲みつつ演奏を眺めていた。
2/3
しばらくすると『トントン!』勢い良く左肩を後ろから叩かれた。
自分の近くには誰も居なかったけど、通路の先は楽屋になっていたので、
演奏が終わったメンバーかと思い、何の疑問ももたず振り向くと、そこは壁
通路は私の右側にあるのだから、壁なのは当たり前っちゃ当たり前
念の為に右側も振り返ってみたのですが、誰も居ない。
おかしいなと思いつつ、寄り掛かり直して再度ステージに目を向けると
『トントン!!』今度は “壁に付けている左肩を右手で後ろから” はっきりと叩かれた
とっさに振り返ると、そこには壁に吸い込まれるように消えていく指先があった。
その瞬間ここに居たらヤバイと思い、人込みを掻き分けて友達の所へ戻った。
後でバンドのメンバーに
「あそこ何か出るの?さっき後ろで誰も居ないのに、二回も肩叩かれた」と言うと
驚いた顔をして「うん。あのライブハウスは出るって聞いてる」と言い
ちょっと沈黙してから「右手が浮遊してるって話だよ」と
終
八十五本目の蝋燭が消えました……
ζ
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JJJ ◆40XbC9fmEcさん、ありがとうございました……
黒犬 ◆maNL6bv6dgさん、八十六話目をお願いします……
【86/100】
隣の部屋
俺の中学校の時の担任Pに聞いたはなし。
Pは夏休みのお盆の休暇を使い、広島に野球を見に来ていた。
二泊三日で、一日目で観戦、二日目で観光といったスケジュールを組み。市内のホテルを二泊予約していた。
事件は一日目の夜ホテルの自室でくつろいでいる時に起こった。
ドン!!!ドン!!!
部屋の西側の壁が、隣の部屋から思いきり叩かれたのだ。そしてそのすぐ後に怒鳴り声も聞こえた。
まぁすぐ収まるだろうと思ったが、ドンドンドン!!という音と、怒鳴り声はエスカレートするばかり。
耐え兼ねたPは、フロントに電話し、苦情を言う。
P「ちょっと!俺の隣の部屋の奴がウルサイんだけど!!西側の部屋!!なんとかしてくれよ!」
フロント「は!??」
P「だから西側の部屋のヤツがウルサイの!!」
フロント「お客様…大変申し上げにくいのですが…お客様のお泊りになってる部屋は角部屋です。」
P「は??」
フロント「ですから、お客様の部屋の西側に…部屋なんて無いんですよ…。」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!
逃げ去るように一日でPは広島を後にした。
完
トン トン トン トン
ひげじぃさん♪
(・∀・)
八十六本目の蝋燭が消えました……
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黒犬 ◆maNL6bv6dgさん、ありがとうございました……
黒影 ◆vi3yuFYKUsさん、八十七話目をお願いします……
【87/100】
(若干実況気味の実体験)
昨日8時頃、家族経営の岩盤浴に父の知り合いが訪ねてきたんですが、その人の目付きがやばかった。
独特の臭いはしなかったけど、ポン中みたいな雰囲気で気持悪い。
そして恐いのは、事務所に行くその人とすれちがう時にいきなりゾワッとしたから驚いて振り替えったら、その人の斜め後ろに黒い人影が張り付いてるのを見た事。
悲鳴をあげそうになりました・・・。
その人が帰った後父に聞いた所、その人は二十年程前に自分の子供を殺して刑務所に入っていたそうです。
精神的に色々危ない人らしく、お前は絶対に近付くなよ、と言われました。
でもなにより恐いのは、来る時にその人に付いていた黒い人影が、事務所から出る時にはいなくなっていた事です。
その後事務所で一人浴衣たたみをしましたが、 背筋がゾクゾクして、正直気絶しそうでした・・・ 。
日付の変わる頃、お風呂に入っていたら脱衣所からガチャン!と硝子の割れる音がして、思わずドアを開けて見たんです。
でも何も割れてない。そもそも脱衣所に鏡か洗面台以外に割れそうな物は置いてない筈。
それで不思議に思いながら髪を洗っていて気付いたんですが、風呂場の鏡の上方に黒い曇がかかってるんです。
でも私はうつ向いてるから鏡は下側しか見えてない。
なのに鏡の全体が分かるんです。そこに何か写ってるのが。
そこでゾワッと鳥肌が立ったんですが、霊に自分が見えているとバレるとまずいので、見えてないふりをしながら手早く髪と体を洗って風呂場から出ました。
それで二階への階段まで小走りで行って階段の電気を付けようとしたんですが、電気が付かない。
それどころか階段の一番上の暗闇が動いて見えたんです。
その階段を上がりきった所に明らかに何かいる気配がするんですが、もうどうしようもないので目を瞑って手摺をつたって登りました。
続
トン トン トン トン
てんぐさん♪
(・∀・)
おはよー
まだ300です
(2/2)
その後私は部屋に篭りっきり。 一度ドアの外から硝子の割れる様な音がしました。
暫く何も聞こえなくなりましたが、ドアの下の隙間から覗かれている感覚がします。
少しした後パキッパキッと云う音がしつこく鳴り始め、隙間から覗かれている感じが顕著になりました。
それであまりにもしつこいものだから・・・奇声を上げてドアを叩き開けて階段を駆け降りて、暗くて区別がつかないので塩と砂糖を引っ付かんで辺りにぶちまけたら、気配も音もなくなりました。
塩と砂糖まみれの床は本日清掃予定です。
【終】
八十七本目の蝋燭が消えました……
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黒影 ◆vi3yuFYKUsさん、ありがとうございました……
野村 ◆qV6dwdDny6さん、八十八話目をお願いします……
【88/100】
私は東京で一人暮らしをしている学生です。最近って便利なもんですね、大抵のことはコンビニで用足ります。
その日、夜九時ぐらいでしょうか、煙草がきれてしまいました。私は結構なヘビースモーカーで、床につく前の一服がなければぐっすりと眠ることができません。
億劫に思いながらもいそいそと上着を着て、最寄りのコンビニへの、ほんの200メートルほどの道のりを歩きました。
途中、いくつかマンションがあります。
そのうちのひとつの、少し古めのマンション。七階建て。
ふと上に目をやると、人が五階の階段の踊り場からおりてきています。
珍しくもない。まだ九時だし、それこそ私みたいにちょっとした買いものに出掛けることもある。
一回行く手の方を見てもう一度さっきのアパートの階段を見ました。
…人がいました。五階に。
変だな…と思って、そのままそこを見ていると、その男の人、何回も五階の踊り場から降りているのです。
六階からの階段から現れて、四階へと消えていく。それを何度も繰り返している。
あれって、なんなんでしょうか。
【完】
八十八本目の蝋燭が消えました……
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野村 ◆qV6dwdDny6さん、ありがとうございました……
高峰 ◆Seek1VG9hUさん、八十九話目をお願いします……
[89/100]
弟は小さいとき、夜中に目を覚ましては、
鎖がずるずる引きずる音がすると言って、耳を押さえておびえていた。
当時は自分もまだ十かそこらで、弟の尋常ではない血走った眼と、
ふう、ふう、と荒々しく繰り返す息遣いが恐くて、
弟をあやす母親の横で、布団の中に丸くなり、
弟の聴こえる音が耳に入らないように両耳を塞いでいた。
あるとき、インスタントカメラを父親が買ってきたので、
室内で撮り合いっこをすることになり、
自分を撮ってもらったり、弟を撮ったりと、
しばらく新しいおもちゃに夢中になっていた。
ひとしきり遊んで満足し、撮り終えた写真をまとめていたら、
弟の写真に異変があるのに気づいた。
弟が映っているはずのその一枚には、弟の顔の部分と腕の一部が映っていなかった。
本当にすぱっと、背景が普通に見えている。
更によく見ると、弟の後ろにはその場に居るはずのない人の、
剥き身の足や手まで見える。
気持ち悪くて、でも誰にも言えなくて、
その写真は折りたたんで、こっそりゴミ箱に捨ててしまった。
あれから20ウン年。
弟の夜中の奇妙な行動は引越しと同時に影をひそめ、
特に弟の身の上に怪異現象はなかったけれど、
ちゃんとお祓いしてもらっておけばよかったなと、
今でも心霊写真特集などを見ると思い出します。
【完】
ヾ(・ω・)ゞあささぼんさん ◆BONSAN/wqgさん、九十話目をお願いします……
【90/100】
(夢の話)
悲しい夢を見ました。
小さな子供が泣いている夢です。
その泣き方が何かを訴えるようなぐずった様な泣き方をしていたので、僕はしゃがみ込みその子に聞きました。
「どうしたの、迷子?」
するとその子は必死に首を横にふるのです。
「じゃあどうしたの?お母さんとはぐれちゃったの?」
子供は又首をふり否定します。
そしてスッと僕の背後を指さしました。
瞬間僕の目に写ったのは、包丁を振りかざす男の姿でした。
自分の悲鳴で僕は目をさましました。
慌てて身体を確かめ、どこも刺されていない事を確認すると、ため息をつきました。
そして何気なくつけっぱなしのテレビに目をやると、朝のニュースで殺人事件が起きた事を知ったのです。
犯人はヤク中の父で、被害者はその子供。まさしく夢にでてきた彼等でした。
死んだ子供は僕に何を伝えたかったのでしょうか。
苦しかったことを、悲しかった事を 伝えたかったのでしょうか。
九十本目の蝋燭が消えました……
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黒影 ◆vi3yuFYKUsさん、ありがとうございました……
ヾ(・ω・)ゞあささぼんさん ◆BONSAN/wqgさん、八十九話目をお願いします……
訂正
ヾ(・ω・)ゞあささぼんさん ◆BONSAN/wqgさん、九十一話目をお願いします……
【91/100】
二十年近く前、ぼんさんの地元には全国的ニュースになる程の少年誘拐殺人事件があった。
森だった遺体発見現場付近は、現在、住宅地として開発されている。
そして肝心の遺体発見現場は、そこだけ避けるようにニュータウンの中で、ぽっかりと空間が広がり、小さな公園になっている。
その周囲は(公園であるために)見通しが良いにも関わらず、何故か車で通ると急にラジオの電波が入らなくなり、ノイズまみれの音がスピーカーからなり響く。
【完】
九十一本目の蝋燭が消えました……
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ヾ(・ω・)ゞあささぼんさん ◆BONSAN/wqg、ありがとうございました……
蟻 ◆GJCUnhVBSEさん、九十二話目をお願いします……
中学生の頃の話。
カナちゃんという女友達がいた。
彼女はちょっとキテる子で、こっくりさんや呪術といったものにはまっていた。
カナちゃんにはゆうこちゃんという恋敵がいて、二人は仲が悪かった。
特にカナちゃんはゆうこちゃんを憎く思っていたらしい。ある日カナちゃんが、私
にこんなことを教えてくれた。
「あたしね、ゆうこのやつを呪ったんだ。あいつの人形作った。ゆうこが目を怪我
するように呪ったよ」
と言って、実際にその人形を見せてくれた。軍手のような素材で作られた人形にゆ
うこちゃんのフルネームが書いてあり、両目のところにまち針が刺してある。これには私もぞっとして、こう伝えた。
「呪いって良くないよ。いつか自分に跳ね返ってくるよ?」
しかし、カナちゃんは「大丈夫だよ」と言ってとりあわなかった。
数日後、ゆうこちゃんが眼帯をして登校してきた。
驚いて訊くと、プールで泳いでいたところ、浮いていたガラスの破片で切ったとい
う。軽い怪我だというが、(本当にカナちゃんの呪いが効いたんだ!)と思い、私
は恐ろしくてしょうがなかった。
カナちゃんは、ただ、ニヤニヤと嬉しそうに笑っていた。
あれから十年。当時の友人たちとも疎遠になってしまった。
今もカナちゃんは誰かを呪っているのだろうか。
(※人名は全て仮名です)
【完】
九十二本目の蝋燭が消えました……
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Gペンマン ◆UoNspEbUF6さん、九十三話目をお願いします……
【93/100】 【ある雨の日の警告】
一昔前の雨の日、ある怖い話を書くのが好きな人の元に一人の男がボロボロの身なりで尋ねてきた
どこから来たのか聞いても男は口をつぐんでいる
少し怪しく思いもしたが、雨の中をさ迷っていたのではかわいそうだと主人は男を丁重にもてなした
そして、食事を済ませた後しばらくして、男は低い声で語り始める
「アンタは優しいから教えてやる、これは忠告だ
これから絶対に怖い話を作るときには架空の地名は使ってはいけない
なぜかって?
だって変だとは思わないか?
その話を作ろうと思う数分前、お前の頭の中には話のあらすじすらなかったはずだ
なのに話はどんどん出来上がっていく
何故だと思う?
答えはお前の近くにいる”そのお話を実際に体験して死んでいった”霊がお前に語りかけてるからなんだ
気付いてないだろうがまず、お前が話を作りたいと思った時点であいつらは話し掛けてくる
これだけならまだいい、無視するなりなんなりまだ間に合う
しかし、地名だけは設定してはいけない、いやさせられてはいけない
地名設定をすると言う事を起点にそいつはお前に取り付くのだから」
正直言ってとても胡散臭い話だったが男の妙な説得力に押されて信じてみる気になり更に突っ込んだ質問をしてみた
「じゃぁ、そこまで幽霊のことに詳しい貴方はいったい何者なんです?」
男軽く笑いながら立ち上がり
「ははっ、柳川村出身のただの物好きだよ。 ・・・ちょっとトイレを借りるぜ」
そうして男はふすまを開け部屋から出て行き、主人はあることに気付き青ざめる
”柳川村は昨日書いた私のお話の舞台だ・・・”
急いでふすまから出て男の姿を探すが見当らない、変わりにこう文字がかかれた紙切れが一つ
(こんなにもてなされるのは死ぬ前にも後にもこれだけだろうな、ありがとうよ・物好きより)
・・・そしてその後主人が書くお話には地名に関する話題が一つもなかったそうだ
【完】
九十三本目の蝋燭が消えました……
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Gペンマン ◆UoNspEbUF6さん、ありがとうございました……
九十二本目の蝋燭を消しました……
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404 ◆aWkNiL.XHMさん、九十三話目をお願いします……
【94/100】「北枕」
私は子供の頃寝相が悪い事で家族間で有名でした。
ある温泉宿に宿泊に行った時の事です。
祖父が車を運転して濃い霧のかかる山を
ゆっくりと昇って行く道でした。
段々と上に行くにつれて前が見えなくなり、
スピードを抑えて進みましたが途中で
小学2年生になる従姉妹が
「トイレに行きたい」
と言い出したのですが、山の上でトイレはなく
仕方なく道の脇に車を止めて少し離れた場所で
してくるように言われました。
始めは車から離れる事躊躇していたのですが
段々我慢できなくなったのか決心したように
離れていきました。
私たちはしばらく車内で待機していたのですが、
突然従姉妹の叫びと泣きながら走ってくるのが
みえて、叔母は慌てて従姉妹にかけよりました。
…しかし、泣いた理由をいくら聞いても従姉妹は
青い顔をして首を横に振るばかりで
決して答えてはくれませんでした。
(1/2)
――――――――――――――――――――
訂正【93/100】(2/2)
宿には夕方頃に到着して、
東側の窓から見える滝が綺麗だったので
皆で眺めていました。
それから夕食を食べ終わり満腹、家族皆旅の疲れか
すっかり眠くなってしまいその日は
早々に寝ることにしました。
しきたりなどにうるさい祖母が、
「北枕はだめよー」
といったので皆で窓がわに枕を置いて就寝。
――――夜中、眼がさめた私は奇妙な物音が
していることに気がつきました。
『とん、とん、とん…』
『ぱちん、ぱちん、』
『ばちん、』
なにやら段々と音が大きくなっていきます。
その音はどうやら窓側からしているようなのです。
…とそのとき、窓が自分の左手に見えている事に
気付き、そのあとに恐怖を覚えました。
私はいつもの寝相の悪さで北向きになってしまっていたのです。
音はその時、
『ばちんばちんばちんばちん』
と間隔も短く、大きさをましていました。
ふとんにもぐりながら頭の向きをいそいで戻すと、
音は段々と消えていきました。
―――――――――――――――――
あとから聞いた話によると、その滝ではよく
自殺者が出るそうです。
【完】
九十三本目の蝋燭が消えました……
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404 ◆aWkNiL.XHMさん、ありがとうございました……
95:黒犬 ◆maNL6bv6dgさん、九十四話目をお願いします……
【95/100】
弟
俺の友人Kの話。
俺には弟がいたんだ…
超DQN&オカルトマニアのKはある日寂しそうな顔をしてつぶやいた…
俺「過去形かよ…?亡くなったん?」
K「いやチョット違う」
俺「???」
K「中学までずっと一緒にいたんだ。スッゲー仲良くてな。気が弱くて優しいヤツだったよ」
俺「………」
K「ある日弟がスッゲー気分悪そうでさ、母さんに病院連れてように言ったんだよ」
俺「悪い病気だったのか?」
K「いや……いなかったんだよ」
俺「は?病院で迷子?」
K「違う。最初からいなかったんだって……弟なんて…母親に言われたよ」
????
K「それ以来消えちまった、おかしいよな?ずっと一緒にいたんだぜ?でもな……………ずっと一緒にいたのに俺、弟の名前知らなかったんだ。ご飯の時フッといなくなるのは、実はいなかったからって、そんとき気付いたんだ…」
俺はこの時、馬鹿でアフォでDQNなKの涙を初めて見た
リアル話。
完
>>329 九十四本目の蝋燭で、
次が九十五話です
九十五本目の蝋燭が消えました……
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黒犬 ◆maNL6bv6dgさん、ありがとうございました……
蟻 ◆GJCUnhVBSEさん、九十六話目をお願いします……
【96/100】
母のオルゴールの話。
母は、グランドピアノの形をしたオルゴールを持っている。
ふたを開けると音楽が鳴る仕組みになっているやつだ。友人からプレゼントされた
ものだという。
ある夜、母が眠っていると、オルゴールが鳴っているのに気づいて目を覚ました。
(寝ているうちに、寝相が悪くて蹴ったりしてふたが開いてしまったのだろう
か?)と母は思い、寝ぼけ眼でオルゴールを見た。
母は驚いた。
オルゴールのふたは、閉まったままだったのだ。
それだけじゃない。
(曲が違う!)
そう、まったく違う、別の曲が流れているのだ。母の部屋にあるオルゴールはそれ
一つ。他にはない。じゃあ、この音は?
恐ろしくなった母は、無我夢中でそのオルゴールを叩いた。すると、音は止まった。
後日、母にオルゴールをプレゼントした友人が亡くなったとの連絡が入った。
友人が亡くなった時間は、まさに、そのオルゴールがひとりでに鳴り出した時間だ
ったそうだ。
【完】
九十六本目の蝋燭が消えました……
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蟻 ◆GJCUnhVBSEさん、ありがとうございました……
高峰 ◆Seek1VG9hUさん、九十七話目をお願いします……
【97/100】
「人形」
いま、一年ほどかけて粘土で人形の原型を作っている。
ビスクドールなので原型ができてもまだまだ行程はあるのだが、
残すところ、片腕と足を作れば型どりに進めるところまでになった。
時たま人形好きな人が、
「人形の声が聞こえる」「動いたようなあとがある」など言っているのを見るにつけ、
自分が所有する人形もそうなったら楽しそうだと思っているのだが、
うちにいる数体の人形は、残念ながらとくに変わった様子がない。
そんな人形は稀なのだろう、とあきらめていたところ、
自作人形のヘッドから最近視線を感じるようになった。
急遽、新しく小さい人形のヘッドも作ることになり、
こちらはまだ造形も甘い、作成途中のヘッドなのに、
小さいながらもしっかりと自己主張してくる。
パソコンなどの用事をしているとき、
背後の棚に大小のヘッドを並べて置いているのだが、
背中に注がれる、2体分(二人分?)の視線。
ボディをつけ、手足をつけ、
きちんと形を整えてやった時が、今から楽しみでもあり、怖くもあり……
【完】
九十七本目の蝋燭が消えました……
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高峰 ◆Seek1VG9hUさん、ありがとうございまた・・・
JJJ ◆40XbC9fmEcさん、九十八話目をお願いします……
【電話】1/2
誰しも熟睡してる時に、電話で起こされるのは嫌いだと思うが
私は嫌いというより怖い
私は夢を良く見る。カラーの夢が殆どだが、たまにセピア色の夢を見る事がある
そしてセピア色の夢を見た時に、電話の音で起こされると
直前に夢に出て来た人が亡くなるのだ...
全然知らない人だからと安心してたら、取引先の社長だった事や
友達の友達だった事もある。
何故か知らない人の場合、写真をたまたま目にしたりして
どうやら絶対に気付く仕組みになってるようなのだ
2/2
予知夢と言うには、あまりにも役に立たないこの現象だが今まで外れた事はない
頻繁にセピア色の夢を見る訳ではないし、電話で起こされなければ大丈夫なので
朝っぱらから電話をかけてくる、セールスは私にとってはある意味死神かもしれない
終
九十八本目の蝋燭が消えました……
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JJJ ◆40XbC9fmEcさん、ありがとうございまた・・・
黒影 ◆vi3yuFYKUsさん、九十九話目をお願いします……
【99/100】
ある合宿所の話。
そこは昔から出ると有名で、肝だめしにも時折仕様されていたそうだ。
その合宿所に合宿にきていたKは、夜中にふとトイレに行きたくなり目を覚ました。
この合宿所は古く、トイレが就寝場とは別な場所にあり、一度外から回らなくてはならない。だが辺りは暗く不気味だ。
小心者なKは一人で行く気になれず、隣に寝ていたSを起こし付いてきてもらう事にした。
眠そうに文句をいうSをなだめ、寒い空気の中外に出る。
ふと何気なく建物の脇の雑木林に目を向けると、何か黒い物が動いている。
それをマジマジと見つめたKとSは次の瞬間悲鳴を上げていた。
それは潰れた目から真っ赤な血を垂れ流し、四ん這いで何かを手探りする人の形をしていたのだ。
脱兎の如く建物に逃げるKとS。
それは悲鳴で人の存在に気付いたのか、四ん這いのまま俊敏に追い掛けてかた。
どうやら目ではなく足音で判別しているらしく、暗闇の中でも追跡に乱れはなかった。
近付いてきた音に思わず後ろを振り返ったKは、前にあった木の根に気付かず勢いよく転んでしまう。だがSはそのまま走って逃げてしまった。
悲鳴も上げる間もなく、Kは追い付かれた。
うつ伏せたKの首筋にかかる生臭い息。
「見ぃーつけたぁ・・・」
気絶する間際Kの脳裏に残ったのは、土と獣の臭い、それから恐怖だった。
それから間もなくして、目玉を抜き取られ干からびたKの死体が発見された。
その合宿所は現在閉鎖されているそうだ。
【完】
九十九本目の蝋燭が消えました……
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黒影 ◆vi3yuFYKUsさん、ありがとうございまた・・・
蟻 ◆GJCUnhVBSEさん、最後のシメ第100話をお願いします……
【100/100】
去年、京都へ旅行に行った。
当時の私は、オカルト板は時々覗く程度で、京都にどんな心霊スポットがあるのかほとんど知らなかった。
母が「化野念仏寺は怖いよ」と言っていたのを思い出し、旅行の二日目、嵯峨野方
面へ向かった。
化野念仏寺近くの停留所でバスを降りたとたん、物凄いオーラを感じた。夏だとい
うのに寒気がし、冷や汗が流れる。霊感のまったくない彼氏も、「これはやばい」
と震えている。腹痛も始まった。
(ここは本物だ、気軽な気持ちで来るんじゃなかった!)
後悔したが、せっかく来たのだし、辺りの景色が美しいこともあり、とりあえず付
近を散策することになった。
かやぶき屋根の年季の入った町並みを沿って歩いていると、分かれ道があり、
『この先清滝』
と書かれた看板があった。私達はその前で立ち止まり、
「清滝だって。綺麗な滝があるのかな? ここ怖いし、ちょっとそっち行こうよ」
と話し、そちらへ足を進めた。
とたんに、今までとは比較にならない寒気がした。
(こっちの方がやばいんじゃないのか?)
見ると、彼氏も「こっちには行きたくない」という。お互いの直感を信じることに
して、私達は引き返した。
みなさんもご存知だろう。
清滝は全国有数の心霊スポットだということを、旅行から帰宅して開いた2ちゃん
オカ板で初めて知った。
妙な胸騒ぎには、素直に従った方が良いのかもしれない。
余談だが、あの京都旅行以来、霊感が強くなった気がする。
【完】
100本目の蝋燭が消されたようです。何か起きましたか?
101本目の蝋燭をつけるのは・・・・そう、そこの貴方です!!
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全てのお話が終わり百本目の蝋燭が消えました・・・
皆さんと皆さんの後ろの方本当にお疲れ様です・・・・・・・
見ているだけだから関係ないとか思っているっているアナタも耳をすませてください
ほら、アナタのすぐそばにも怪異の足音が・・・・・・・
窓には鍵を閉めてください
玄関にも鍵を閉めてください
夜は必ず起きていてください
戸が叩かれても反応しないでください
部屋の扉が開こうとしたら反対側から押さえてください
扉が開いたら素早く隅に避難してください
足音はたてないで息を殺して潜んでください
近づいてきたと思ったらそっと別の場所に避難してください
避難するときは先の事を考えていてください
布団に中にはいないでください
もし捕まっても決して動かないでください
捕まったら自分を「物」と思わせてください
(1/2)
終わったのにぐだぐだな話でスマソ。
六時頃コーヒィーンを飲みに下降りたときに姉に百物語の話したんだ。
オレ「いまネットで百物語やってるけど携帯じゃ迫力ないさーWWW」
姉「まだしょん?昨日もしょうたじゃろ。つーかやばいんじゃない?」
まぁ多少やばかったのは後の話…………
オレ『トイレには行ったし余裕だべ。つーか所詮ネットなんじゃけWWW』
姉「あれって参加しとった人になんかあるらしいが………」
オレ「参加してねーよWWWW」
姉「見とる人のほうが危ないんじゃなかったけ?」
オレ「……………(.゚д゚)詳しく」
姉「確か聞いとる人の何人かに憑依するって聞いたで」
オレ「詳しく。。。」
姉「よーわからんってWWWつーかテンション下がりすぎWWW」
姉「そういえば親戚のオバサン精神病院行ったじゃろ?発狂して包丁で指、全部切ってから」
オレ「あぁ――…………関係なくね?つーか見舞いに行きたい」
姉「オバサンが同窓会で百物語したって言っとったんよ」
話聞いててなんかあった人、情報求む
ちなみにオレはあった………
仲間カモン
姉「あれって参加しとった人になんかあるらしいが………」
オレ「参加してねーよWWWW」
姉「見とる人のほうが危ないんじゃなかったけ?」
オレ「……………(.゚д゚)詳しく」
姉「確か聞いとる人の何人かに憑依するって聞いたで」
オレ「詳しく。。。」
姉「よーわからんってWWWつーかテンション下がりすぎWWW」
姉「そういえば親戚のオバサン精神病院行ったじゃろ?発狂して包丁で指、全部切ってから」
オレ「あぁ――…………関係なくね?つーか見舞いに行きたい」
姉「オバサンが同窓会で百物語したって言っとったんよ」
話聞いててなんかあった人、情報求む
仲間カモン
・・・・( ゚д゚ )おねーちゃん。
こっち見んなWWWW
お、俺は参加したから平気だもんねー(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
・・・オ、オカラジにカキコしたから参加ってことに
しとくもんねー ((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
ねーよw
保守しちゃお
もうちょっとだけ保守
honnnotyottodake
保守
クリスマスほしゅ
age
年末はやらないの?年越しで百物語かよ!的な。
百物語読み終わった夜に金縛りにあった…
部屋の中を黒い影が飛び回り
頭ん中に直接女の子の声が聞こえる
リンドンリンドンリンドンリンドンリンドン…って。
「リンドン」ってなんか意味あるの??
2007年版つくってよ