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第三十六話『追いかける』

163 :影虎 ◆ufyC28b62o :2006/12/17(日) 02:01:25 ID:6hObzdE1O
【036/100】
「追いかける」

高校生の時、私は友人と二人、並んで自転車で帰宅していた。
真冬の事で、外は真暗。学校を出た時から、何かが追い掛けて来る気がした。

「…気のせいだ」
そう思いながらも、友人と別れた後は自転車を飛ばした。
振り向いてはいけない気がして、必死に。

途中、誰かに呼ばれた気もしたが、怖くて振り返れない。

無事帰宅した時は、冷や汗でびっしょりだった。

次の日、教室で声をかけられた。
当時の彼氏だ。
「昨日いきなしチャリ飛ばしてたべ(笑)俺声かけたんだぞ。何かあった?」
「…いや、なんか追っかけられてる気、して…」
「そう?誰もいねがったぞ。
んだ、後ろに乗ってたの、あんちゃん?つか普通兄貴がチャリこがねぇか(笑)」


私には弟しかいない

【完】