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第三十八話『地蔵の首』

167 :北風 ◆zn2LXYlGxo :2006/12/17(日) 02:07:33 ID:hs1zx9eb0
【038/100】
「地蔵の首」1/2

これは小学5〜6年生ぐらいの時の話。
俺の実家の裏に山がある。
そこに階段があってそれを登ると頂上に古い神社ある。
その神社の前に、近所の子供達の遊び場になってる広場がある。

その日はその神社で友人と二人でサッカーをしていた。

たしか夕方5時ぐらい、空が薄暗くなってる時間だったと思う。
俺達はPKみたいな感じでその広場でサッカーをしていた。
俺がキーパーやってて友人がボールを蹴る側だった。
そのボールがちょっとはずれて地蔵の頭に当たった。

元々古いものだったらしく、「ゴロンっ」って音を立てて首が取れた。

そして、そのボールが跳ね返って吸い込まれるように社の下に入り込んだ。
友人と二人でホフク前進で社の下に潜り、ボール見つけて戻ってきたら
どこからかおかしな音が聞こえた。
「ズズズ・・・ズズ・・・・」って。
まるで石と石をすりあわせるような音が。
168 :北風 ◆zn2LXYlGxo :2006/12/17(日) 02:08:09 ID:hs1zx9eb0
【038/100】
「地蔵の首」2/2

そして、その音と一緒にどこかから視線を感じた。
まわりを確かめたんだけど、誰もいない。
「おかしいなー」と思い。ふいにさっきの地蔵の方を見ると、
10体くらいの地蔵が全部、目を「カッ!!」て見開いて
「ジーッ」っと俺達の方を見てる。
俺等は「うわぁああ!!」って叫びながら家まで走った。

その日は友人わかれて、その夜の多分11時前ぐらい事。
昼間の事と、夏の蒸し暑さもあって、俺は全く寝つけなかった。
当時俺は一階で寝てたんだが、両親が寝てる二階まで行った。
俺の家は二階に上がる途中に、外と繋がってるドアがある。

そのドアの前を通る時に、また「ズズズ・・・ズズズ・・・」って音がした。
俺は「うわぁぁぁああ!!!」って叫びながら階段をダッシュし
二階の親の布団にもぐりこんで一夜を過ごした。

          【完】